夢見心地で、チャリング・クロス

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夢見が悪かった。
先輩書店に薦められるがまま、全集20冊(?)揃いに入札する夢。
落札してから冷静に見てみたら、とんでもない分厚さ、大きさ、
しかも買い手を探せそうにない本ではないか。
一体どこに置くつもり? 買ってどうするの?
しまったー、どうしようーと頭を抱える夢。
家人に「正夢じゃないの?」と笑われる。ううう。

春霞。陽気がいいので花の苗でも買いにいきたくなる。
が、やるべきことを今ここでやっておかないと、
あとで苦しくなるのが目に見えている。
外出の予定をキャンセルして、自宅でこつこつ仕事。
受注、楽天フリマや日本の古本屋へのアップ、
新着本、メール対応、目録づくり、買取の査定。

お客様が庭の花々の写真をブログにアップなさって
「ティータイムにちょっと差し入れ。。。
我家の花たちでも眺めて下さい」とメールしてくださった。
美しい花々の画像に心なごむ。
青い花が好き。大きい花より小さい花が好き。
まさにそんな花々が陽光を浴びて咲き誇っている写真だった。
雲やら空やら、はっとするような良い写真をお撮りになる方なのだ。
「返信は不要です。お邪魔しました♪」とお気遣いまでいただいた。
お心遣いがありがたく、うれしくて、
思わずすぐさま、お礼のメールをお返しする。

昨晩から「チャリング・クロス街84番地」を
おもしろく読んでいる。
とうの昔に読んだ方が多いことでしょうね。

ニューヨークに住む劇作家ヘレーンと、
ロンドンはチャリング・クロスにある古書店経営者との交流が綴られている。
「本当にあなたは本をお売りになる気があるのかしら?」「のんびり座っていないで、
お願いしてある本を探しにいってきてよ」といった彼女の毒舌ぶりがおかしい。
それでいて、物資が不足していたロンドンに差し入れしたり、
送られてきた本について素直に喜びを伝えたりと、
(ときには苦情を呈したりもするが、ユーモア交じりなのでイヤな感じではない)
店員らへの心配りを忘れないのだ。
店員らも、ヘレーンからの手紙を心待ちにして…。

私もお客様にはもっと丁寧であるべきでは? と改めて気づかされます。
さまざまな問い合わせやら依頼やらいただいても、
万全には対応しきれないのがつらいところ。
♪時間が足りない~という歌、ありましたっけ?

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