行ってみるもんだ

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夜ふかししすぎて早起き失敗。
南部古書会館の振り市にたどりついたのは11時20分。
遅く行ったので何も買えずともやむなし、用事があったのでとにかく行ったのだった。
すると、思いがけずお客様からリクエストをいただいているものに遭遇。

欲しいものがあるときは「~円!」と値段を言わないといけないのに、
思わず「買いますっ!」と手をあげてしまう。
平静を装ってさっと買えばいいのに、
興奮を見せてしまうところが我ながら素人くさい。
事業部長に「『買いますっ!』じゃなくてぇー……。いくら?」と失笑される。
「~円!」と声を出すと、他店が畳みかけるように値をあげてくる。
事業部長も声を出す。「これ、売れるんだよ」と部長。
彼とはこれまで何度か競いあってきたので、
新人が言うのは大変おこがましいが、ある意味ライバル。
以前、欲しかった本で声を出し続けるのを遠慮して悔やんだ。
だから正々堂々、もう遠慮しないことにしたのだ(笑)。
正々堂々、闘うほうがフェアーだし礼儀なのではないかと。
新人としては何かと遠慮ばかり多いので、そう自分に言い聞かせる。

何店かと競り合う。どうしても欲しいので頑張る。
どんどん値が上がっていく。ううう・・・。安くないけど頑張る。
他店がもっと声をあげるかと思ったが、気をつかってくださったのかどうか、
ありがたいことに入手。
「それ価値があるの?」と他店の人に聞かれる。
人気があることがバレると、ますます相場が上がって入手しにくくなるんだろうなあ。
雨なのでヘタに持ち帰って濡らしたくない。借りたばかりの倉庫に置いてくる。
遅れて行くぐらいならやめようかとも思ったが、行ってよかった。

帰宅して発送。発送する本をぱらぱらめくる。
別れがさびしい本も多く、心をこめて送る。
新読書社の絵本も改めて見直した。
表紙が多少いたんでいても、内容はやはりすばらしい。惚れ直す。
新読書社に電話して相談ごと。

依頼にこたえて、結局、我が家に訪問客をお迎えすることになる。
店舗ではないのに、半ば店舗化しつつある? 
2日は掃除だ。ああ、今、掃除で時間を削るのはつらいなあ。
ふだんからきれいにしておけばいいのにね。

「オーラの泉」で奥田瑛ニを見る。
ベナレスの話が出て旅の記憶がよみがえる。
ベナレスというよりバラナシというほうがピンとくるが、
当時、私の印象ではやたら人間くさいところだった。
遠藤周作、学生時代に身を切られるような思いで読みふけった。
チベットに行ってみたくなる。高地なんだ。体力あるうちじゃないと行けなさそうだ。

今行きたいところ。
*沖縄・阿嘉島
*チベット
*モンゴル
*ロシア
*ワルシャワ
*プラハ
*ブルノ
*ベルリン
*古書フェア開催中のロンドン・パリ

こんなこと考えている間に入力すればいいのに。
すみません。新着本、少し遅れます。

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