木枯らしのあと

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他店のラインナップや、本の紹介文など見ると、
ある人は文学畑に強く、ある人は専門色を打ち出しています。
店主の日記など見ると、ボキャブラリー豊富で
精力的に活動している様子が伝わってきます。

客足がさびしくなると、海ねこのような本のラインナップじゃ
ダメなのだろうか、もっと希少価値のある本など用意しないとイカンかなと揺れます。
しかし、まとめ買いしてくださったお客様からは
欲しい本があってのぞいてみたら、案外いい本がそろっていたので、との
お声をいただきました。
そうなのだ、好みが合う人はどこかにいる、
こんなやりかたでも良いのかも、と、とたんに元気になりました。
音楽と同様、本の好みは本当に人それぞれ。
だから、店主が好みを打ち出せば打ち出すほど、
同じ好みを持つ人がかぎつけてやって来てくれるのではないでしょうか。

オンライン古本屋は、どんどん増えて、
いろいろなカラーを持つ店が乱立、切磋琢磨しあっていくほうがおもしろいと思う。
利用者にとっても良いでしょう。

なお、まとめ買いをしてくださった方はとある島の方でしたが、
日本中には、本や雑誌を読みたくて活字に飢えている人が山ほどいます。
大人も子供も。
私が旅したことのある島々でも、そうでした。
書店も図書館もない島をめぐって、移動古本屋をやりたいな、と
ひとつまた夢がふくらみました。
体力も財力もない私じゃ無理かしら。途方もなく大きな夢ですが。

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