Heaven's hell

| コメント(0)

「この国は戦争に向かっているんだ」ということを
清志郎もライブで叫んでいた。
最近ニュースを見ていると、気持ちがふさぎこむ。
第二次世界大戦の前も、こんな空気だったのかなー。

鳥インフルエンザの拡散を防ぐため
ニワトリ何百匹を「殺処分」……
「殺処分するのが、経済的にいちばん効率がいいです」…。
是非を言っているわけじゃなく、「殺処分」という言葉、なんか寒気がするんだよなー。
学校で「命を大事にしましょう」と教えられている子供たち、どう思うのかなー。

地球の歴史を思うと、人間の歴史はたかだか数千年だし。
恐竜も滅んでしまったし、人間も…か?
地球が存続していくために、人類は邪魔っけなのかもしれないなー。

そんなことを家人とも話していて見たのが
Cocco(コッコ)のDVD「Heaven's  hellーーゴミゼロ台作戦Vol.1ドキュメント完全版」。
突然、歌手活動から降りた歌姫は、沖縄に帰って絵本を描いた。
その後、海岸のゴミをもくもくと拾い続けていたんだなー。
ひとりで拾っても拾ってもキリがなく途方にくれて、どうしようと考えた末にイベントを発案。
高校を回って運動に参加してもらうことを呼びかけて準備。
高校生にコーラス、ブラスバンドで参加してもらって
リハーサル、イベント本番当日にこぎつけてゆく。
最初やる気がなかったみんながだんだん変わっていく…。
Coccoも変わってゆく…。

形態は「ゴミ拾い」だけど、彼女が言おうとしているのは、
こんなことかもしれない。
自分の住んでいる土地を愛そう、いとしい場所にしていこうって。
途方もくれるほど救いようのない社会になっていったとしても、
あきらめムード、自暴自棄でいるより、
まずは、自分にできることから始めようよって。

解釈どうこうは置いておいても、Coccoの歌は素直にいいなーって思う。

コメントする

2012年4月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

アーカイブ