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9月26日(水) Pat Metheny&Brad Mehldau@NHKホール

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見ておかなければいけないミュージシャンの一人、パット・メセニー
かなり好みのピアニスト、ブラッド・メルドー。
2人を含むカルテットの演奏です。
多忙の中、しかも連日の鑑賞ですがチケットとってあるし、行かないわけにはいきません。

パットはアイバニーズのフルアコをメインに、
ガットギター、いつものギターシンセ、ピカソギターも使用。

メインのフルアコは以前と違うのでしょうか?
やや弦のザクッっていう感触が強く伝わってくる気がしました。
それがいい感じ。
アンプかPAのせいかもしれませんが。
そういえばこのギターでシタールっぽい音も結構出してましたね。
まだまだ奏法が進化しているようです。

ギターシンセはもういうことなし。ああ、パットだ。

リンダ・マンザ力作ピカソギター
来日のたびに聴いていますが、一段と弾きこなしている様子。
チューニングとか日々研究していそうですから。
開放弦の響きがとにかく綺麗。それが幾十にも重なり低音も加わって。
一人弦オーケストラ。
さらにこれにブラッドのピアノが入ってきますから。
ここでしかありえない空気の振動。

一方、ピアノのブラッド・メルドー。
パットとのデュオではすばらしい演奏を聴かせてくれましたが、
4人になると、やはりパットのパワーに押され気味でしょうか。
パット・メセニー・カルテットの一員という感じに。
ベース、ドラムが音数多い人ですから、間が個性的なブラッドのピアノは埋もれがち。
自分のトリオかデュオ、ソロの方が引立つ気がしますね。
チャーリー・ヘイデンとのデュオなんてやってほしい。

若手ベース&ドラムはとにかく元気で。
特にドラムは初めて見ましたが、かなり好み。
高速リムショットの刻みのグルーブは盛り上がりましたね。


個人的に気になったのはパットの前に置いてあった黒い箱二つ。
モニタースピーカーのような大きさですが左右から向かい合わせにして、
その間にマイクが立ててあるのです。
左右から音を出してそれをマイクで拾っているように見える。
どんな効果を狙っているのか。

そういえば、パットのメインギター、ガットギターどちらも2本シールド挿してました。
2つのピックアップそれぞれの出力を別個にとっている?

さらに気になるのが各メンバー手元にあった白い小さな箱。
時々ボリューム調節などをしている様子。
自分のモニター返しの音量調節を自分でできるようなしくみではないか、と推測。

ステージ上の機材もいろいろ気になるパット来日です。
このあたりは雑誌でも特集してくれるのではないかと思っておりますが。

睡眠不足もあって、あまりの心地よさにうとうともしてしまいましたが、
それもまた究極の贅沢ということで。


こちらのパットのファンサイト、久しぶりに見てみましたが相変わらずの充実ぶり。
すばらしい。

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コメント (4)

そうか、今来てるんですね。
気にはなってたんですけど、見送ってしまいました。

実は、まだあんまり聴いてないんです、メセニー。

pioさん

あまりの人気っぷりなんかでちょっと引いてしまう人もいるかもしれませんね。
わたしはとにかく彼のグループが作り出すサウンドが大好きなので。
早くまたパット・メセニー・グループで活動してほしいものです。

ノンちゃん:

昨日、鎌倉公演に行ってきました。
実は「絶対ぐっすり寝ちゃうだろうな、私」なんて思っていたのですが、意外とそんなこともなく、堪能しました。初めて行った鎌倉芸術館でしたが、こじんまりとキレイで、音響もすばらしいですね。ドラムの人のシャツが汗だくになっているところまで、よく見えました。

ノンちゃん

鎌倉芸術館、いいホールですよね。
友部正人+谷川俊太郎イベントで一度行っただけですが。
遠いのだけが難点です、鎌倉。

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2007年09月27日 07:14に投稿されたエントリーのページです。

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