MotoGP - Portugal 2006


ポルトガルGPの決勝レースをMotoGP.comの中継で見ました。(ネタばれ注意)

予選から白熱してましたがこんなドラマが起きるとは誰が予想したでしょうか?

ファーストラップの中野選手の転倒から悪い予感がしました。
エストリルサーキットは右に左に忙しいサーキットで突っ込み競争も最初から激しい、とくに後半のシケインなんてハラハラです。

序盤は飛び出したロッシが逃げようとする中、2位集団のエドワーズ、レプソルの2台が激しく追い上げながら抜きつ抜かれつやってました。かなりヒヤヒヤします。続いてセテとストーナーも砂の中に去っていきました。

そんな中、仲良く抜き差ししてたペドロサがニッキーに追突、ニッキーはすぐにバイクを起こそうとしますが両者リングアウトとなってしまいます。
MotoGP.comのうるさいアナウンサーも他のことを話していてすぐに何が起こっているのか状況が理解出来ないほどでした。まさかチームメイトがクラッシュの原因になってしまうとは誰も予想しませんからね・・・。アナウンサーは何度も”Unbelievable”を繰り返してます

ケガもなく無事だったニッキー、怒り心頭でグラベルを歩いていました・・・なんてこったい。
こんな形でチャンピオンシップの流れが大きく変わってしまうとは。見ている方もちょっと唖然としてしまいました。

こうなるとロッシ逃げ切りと思うのですが、シーズン後半になんとか1勝を上げたいライダーはチャンスがあればリスクを伴っても出てきます。この日のヒーローはトニー・エリアスとロバーツJrでした。後半のロッシを巻き込んだ激しいバトル、すごかったです。

タイトルのかかっていない二人と絶対に転べないロッシ、もうハラハラです。とくにエリアスの突っ込みのスライド、絶対そのうち転ぶと思っていたらロッシに追いついて抜いてしまうくらいぶっ飛んでました。さらにロバーツJrも一時トップを走る3台のバトルは本当に激しいです。

ラストラップにそれでもリスクを冒して抜き返して”勝ち”にこだわるロッシ、「入賞してポイントがいくつあればいい」なんてありえないんでしょうね。この男は本当にすごいと思いました。
これで逃げ切るかと思った最終コーナー、インを伏せすぎてストレートの速度が伸びないロッシを2/1000秒差で勝ったのはエリアスでした。

こんなバトルをロッシとして勝つというのはエリアスにとっても最高でしょうね。一応Hondaライダーとしてロッシとニッキーのポイント差が13点になるところを8点にしたのも勲章ものかもです。
正直、ニッキーにもこんなバトルをロッシ相手にして堂々とチャンプになって欲しいと思っているのは自分だけじゃないはず。8点差でロッシがポイントリーダーになってしまいましたが、2週間後の最終戦ではあきらめないで欲しいです。

レースの結果はここでくわしく。
今ロッシのインタビュー見ながらこれを書いていますが、今期のインタビューで一番ご機嫌ですね。本当にうれしそう。苦しんだシーズンでここまでこれるなんて夢にも思っていなかったんだから当然ですね。

P.S.中野選手、Kawasakiを離れることは決定だそーで。Hondaと接触しているということです。複雑ですが、Hondaに乗った中野選手も是非見たいので楽しみです。あと、玉田選手、5位入賞おめでとうです。中盤でけっこう追い上げましたね

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このページは、Mickが2006年10月15日 21:57に書いたブログ記事です。

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