Jimi Hendrix - Monterey pop festival


アメリカはカリフォルニア州モンタレーで1967年にあったミュージックフェスティバルの話。

基本的に昨日の続きです。

初めてジミヘン聞いてからというもの、あちこちでジミヘンの音楽を探すようになって、しばらくすると昨日紹介したスタジオ盤がポリグラムからCDで再発売されることになってそろえてまたぶっ飛び。ライブとは違ってきっちり作ってありますが、あの時代にテープ逆再生とか考えていることがどうかしてます(笑)。で、何かの研修で出かけた京都のタワーレコードで持ってたお金全部使ってあれこれ買ったんですが、その中でも興奮したのはモンタレーポップフェスティバルのVHSビデオで、そこで初めて動くジミを見ました。

1967年にアメリカはモンタレーであったミュージックフェスティバルの話は検索すればあれこれ出てきますが、有名なのは最後の曲"Wild Thing"でギターをマーシャルアンプに散々たたきつけた後に火をつけるあれです。見所はもちろんそれだけじゃなくて、フィードバックを自在に操る場面や、歯弾き、背中弾きのサーカス演奏も確かにすごいです。でも、このアルバムでの一番の熱演はボブ・ディランのLike a Rolling StoneのカバーとKilling floorじゃないかな。Like a Rolling Stoneは強弱のコントロール、ギターの演奏もすごいですがバンド全体のグルーブが後半になるにつれて盛り上がってきてホントにカッコイイし、Killing Floorはイントロのカッティングから曲全体のスピード感がたまりません。上のリンクのビデオは簡単に手に入らないかもしれないけど、モンタレー・インターナショナル・ポップ・フェスティバル 1967という4枚組のCDで演奏は聴ける様子ですね。

長い間、ジミヘンの音楽の権利がはっきりせず新しいモノが出てこない状態が続いていましたが数年前に家族に戻った様子で、今回紹介したような音源をまとめたボックスセットも出てます。ジミヘンが発表を望んだかどうか分からないようなものまで入っていますが、まとまった曲を聴けるので便利かもしれません。

もういっちょ気に入っているライブ盤はStagesと呼ばれる4枚組で、どうやらこれも版権が家族に戻ったからか廃盤みたいですが、91年当時1万円でした。Stockholm, Paris, San Diego, Atlantaでの演奏をそれぞれ一枚のCDに入れてあるもので、解説も詳しく(日本語で)入っているなかなかのものです。音もいいですのでこういうものが廃盤になるのは残念ですね。お気に入りは2枚目のCD(68年)のDriving Southかな。ファンキーなカッティングからブルージーになってから火がついたようなジミになってしまいますが、その後はクールなジャムになって曲が終わります。最後に入っているノエル(ベーシスト)の"We just learn this"(さっき覚えたばっかりなんだよ)が笑えますが・・・。

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このページは、Mickが2004年12月 6日 23:23に書いたブログ記事です。

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