Jimi Hendrix - In Concerts


Jimi Hendrix (通称ジミヘンですな)の好きなアルバム一枚選べと言われればこれかなっていう一枚です。

ハードロックに熱を上げてヤングギターという雑誌を読みあさっていた若き日の自分なんだけど、あこがれの超絶メタルギタリストのインタビューとか読んでいるとよく出てくるのが”ジミヘン”というキーワードでした。田舎モノの自分には周りに当然そんな古い(と行っても当時で17年前だから、今からU2のJoshua Treeと同じくらい古い)音楽聞いている人はあまりいなかったんで、レンタルレコードに出向いたんだけど、ジミヘンは2枚くらいしかなくてそのうち一枚がこのライブ盤ことJimi Hendrix - In Concertsでした。

ジミヘンは60年代後半に活躍して、スタジオアルバムは3枚だけ残して死んでしまいます。(Are You Experienced, Electric Ladyland, Axis: Bold As Love) 死後にライブ盤や海賊版、誰かが勝手に編集した分けの分からないものがたくさん出ていて、買ってみてがっかりすることも多いですが、このIn Concertというライブ盤は今でも思いますが本当に当たり、というかいいものが集められています。あちこちのライブで演奏された曲を集めてあるんですが、代表曲のRed Houseはブルースを超えたすばらしい演奏(相当SRVも影響を受けたと思われる)し、WinterlandからのLittle Wingもよくまとまっている名演奏じゃないかと思います。(これはコピーしたなあ、そういえば)破壊的な演奏って言えばいいのかな、Little Wingの次に入っているVoodoo Chile(Slight return)はものすごい迫力です。ステレオの音がいいとか演奏が上手いとかどんなギターを使っているとかそういうものは全て超越したところにある迫力がすごい一曲っす。
そういうことで、自分にとってはこのアルバムが初めてのジミヘン音楽だったわけで、ジミヘンのブルース、ロック、ファンク、オリジナリティにハードロック少年だった自分がすっかり感化されてしまいました。

明日に続く・・・。

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: Jimi Hendrix - In Concerts

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.omaken.com/mt-cgi/mt-tb.cgi/3199

コメント(3)

だっちー :

はじめてジミヘンを聞いたとき。

それは16-17年前のある日の夕方でしたが、
当時FUSION少年だった俺には、ギターの音が
どうにも気持ち悪く、あまりのえげつない音の
洪水に、食欲を失ったのを今でも覚えています。
その日は晩飯がのどを通らなかった。

以後、ずっとジミヘンは苦手意識があったのですが
近年はその素晴らしさにあきれてしまっとりやす。

特にジミヘンはクリーントーンが綺麗だよね。
リトルウイングとか、しびれる。。。

しかし家の近所のレンタルレコード屋には
そげなレコードおいとらんかったで。。
どこの店においてあった?
V-REX21とか?(笑)

あいやー、だっちー、そのレンタルレコードショップはわーの地元だで。友&愛ってのが駅前通りにあったでがな。あーだで。(以上米子弁)
88年くらいのことだけど、それからしばらくして移転することになってレコード全部特価で処分してたんだけど、自分が行ったときにはジミヘンのライブ盤はもうなかったよ。

しかし食欲がなくなるほどの音ってすごい表現だけど、もしかしてあの日だったんじゃないのか?

だっちー :

友&愛かや。
そげかや。
せなとこにあーだっただな。
しゃんかったわ。
(以上、米子弁。果たしてこれ見た人の
うち何人が理解できたのだろうか)

その店のレコード特化処分のとき、
おいらはゲイリームーアの
”ロッキンエブリナイト”
(注。なんて80'sロックなタイトルなんだ・・)
500円で買いました。
なつかしー。

食欲がなくなるって、、、そりゃ、あーた、
下から血が出るほどの・・・(以下割愛)

コメントする

このブログ記事について

このページは、Mickが2004年12月 5日 19:23に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「アメリカ産MotoGPレーサー」です。

次のブログ記事は「Jimi Hendrix - Monterey pop festival」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

Powered by Movable Type 4.291