AMA Superbike第３戦Race2

土日で開催されたレースを日曜日に見に行ったぜ！！！
土曜日にSuperbikeのRace1, その他のレースは全部日曜開催だからどちらかと言えば日曜日がレース本番なんだけど、金曜や土曜はレーサーものんびりしていてバイクの写真を撮ったりレーサーと話をしたりしやすいのでそれはそれで楽しかったみたい。ここでのレースはパドックへの特別なチケットはなくて、全部一律同じ入場券のみでパドックまで丸見え。当然レーサーやメカニックもうろうろしていて、なんかスクーターに乗ったチーム関係者みたいな兄ちゃんがいるなあと思ったらJump kick manことAaron Yatesだったりするのでそういう開放的なところはアメリカならではかもね。他にもケビン・シュワンツやスペンサーなんかもうろうろしてた。

レースは朝から：
Superstock: 1000cc市販車で改造限定
Supersports: 600cc市販車で改造限定
**上の二つは限りなく市販車に近い状態（なのにすげえ速い）
Superbike: 1000cc改造ありあり
Fomura Extreme: 600cc改造ありあり
**Fomura ExtremeにはBuelの750cc２気筒も出てて、すげえ音だった。（意外と速い）

Superstockは1000ccクラスの市販車で、最新のヤマハYZF-R1やカワサキZX-10Rにメーカーライダーが出てくるクラスで、この日はR1の速さが目立ちまくってた。レースは一旦赤旗が出て中断し、ヘリコプターでライダーが運ばれたけどその前後ともにR1同士の一騎打ちがずっと続いてて、リードしていたBuckmasterが残り３周でHackingが抜いてそのままなんとか逃げ切ると言うエキサイティングな展開。３位にもR1のAaron Gobertが入って表彰台はR1が独占してしまった。結果はここで見られるよ。

Supersportsは19歳のBen Spiesがポールから逃げ切って04型のGSX-R600で初優勝。２位に入ったのはSuperstockで優勝したJamie Hacking(YZF-R6)、３位はTommy Hayden(ニッキーの兄貴）。このクラスのレースはあまり展開がなくて単調だったけど、シケインで突っ込んでダートを走るライダーが続出。なんかそのまま突っ切った方が速いかもっていうライダーもいた。
スタートを気にしてみていたんだけど、フィニッシュラインから第一コーナまでの間が短く競って入って行く姿はすごい迫力で圧巻！これを見るだけでもかなり興奮した。

Superbikeは昨日も勝ったSuzukiのMladinがポールから逃げるかと思ったけどスタートで飛び出したのは日本人みたいな顔のJake Zemke(Erion Racing/Honda/CBR1000RR)で、その後を同じホンダのベテラン熊男ことMiguel DuHamelが追っかける。８周目のクラッシュで赤旗中断したあとのスタートでもZemkeが飛び出し、残り2周の時点で２秒近い差があったのでこのまま終わるかに思えたがしかし！熊男は伊達にカナダ人じゃない！最終コーナーでZemkeを抜いてその後のファイナルラップは予選とほぼ同じ1分37秒954で逃げ切ってキャリア通算27度目の優勝。
この日は気温が33度もあったのでタイヤへの負担が大きかったようで、５位に入ったBen Bostrom(うちの奥さん曰く"Ben様")は早いうちからタイヤが駄目になったとか、レース再開後しばらくして転倒リタイヤのEric Bostromもチャージし過ぎでタイヤの限界を超えていたとコメントしてた。

Fomura ExtremeもなんとDuHamelとZemkeの一騎打ち。こっちも同じようなレース展開で逃げるZemkeに対してDuHamelがずっと後ろからプレッシャーをかけて（まるでロッシ）残り2周でZemkeを抜いて逃げ切ってしまった。これでDuHamelはFomula Extremeクラスで今シーズン負けなしの３連勝。

[総評]
やっとSuperbikeでMladinが負けた(4位)ので、少し面白くなったかも。赤旗が出るまでは５位くらいで調子悪そうだったんだけど、赤旗の間にパドックでブラックボックス（コンピューター？）を交換したら調子良くなったなんて書いてあるから、そのままレースが中断しなかったら５位だったのにね。Ericも転ばなかったかもしれないし。もうちょっとBostrom兄弟のいいところが見たかったけど、天気もよくて会場も広く、込み具合もLaguna SecaのWSBほどじゃなかったので見やすい環境だった。来年は金曜の予選とかにも行ってみたいなあと思うイベントだった。