遠い太鼓|村上春樹 (20230618読んだ)

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61NUssRUemL.jpg村上春樹の遠い太鼓を読みましたよ。




村上春樹のエッセイ(というか小説以外)をあんまり読んでいなかったりする僕です。
なので、ふとKindleでみかけて買ってしまうわけで。

この本は80年代後半にイタリア、ギリシア等に滞在した日々について書いてある本。(作品的には「ノルウェイの森」「ダンスダンスダンス」を書いていたころ)
いつもの小説の文体で、で歯に衣着せぬというか、良かった、悪かったが明確に描かれているので、違和感というか、シンプル!と思ってしまうのは僕だけでしょうか?
知人が「村上春樹のエッセイは好きで全部読んでるけど、小説はわかりにくくて読んでいない」と言っていたのは、このことか!と今更ながら気づいた次第です。

この時の滞在が「スプートニクの恋人」とか「ねじまき鳥クロニクル」に影響がある気がするので、小説好きには良い滞在をしてくれた。と思うのです。