村上春樹のエッセイ(というか小説以外)をあんまり読んでいなかったりする僕です。
なので、ふとKindleでみかけて買ってしまうわけで。
この本は80年代後半にイタリア、ギリシア等に滞在した日々について書いてある本。(作品的には「ノルウェイの森」「ダンスダンスダンス」を書いていたころ)
いつもの小説の文体で、で歯に衣着せぬというか、良かった、悪かったが明確に描かれているので、違和感というか、シンプル!と思ってしまうのは僕だけでしょうか?
知人が「村上春樹のエッセイは好きで全部読んでるけど、小説はわかりにくくて読んでいない」と言っていたのは、このことか!と今更ながら気づいた次第です。
この時の滞在が「スプートニクの恋人」とか「ねじまき鳥クロニクル」に影響がある気がするので、小説好きには良い滞在をしてくれた。と思うのです。
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