村上春樹の猫を棄てる 父親について語るときを読みましたよ。
タイトルの「猫を棄てる」がなかなかに重い感じなのでちょっと頭の部分を読んで放置をしてしまっていたのですが、ちょっと気分が乗ったので読みました。
猫を棄てる記述に関してはショックな事はショックなのですが、結果的にはえ?って話になって、さらにそのエピソードが村上春樹が父親を語る上でキーになる、というのがやっぱり小説家ならではの構成でさすが。
なんというか肉親の歴史を紐解くというのはなかなかに大変な作業だとは思うのですが、それをちゃんと作品に昇華させるという精神力みたいなものを感じます。
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