一人称単数|村上春樹 (20200725読んだ)

91AGn-fRaiL.jpg村上春樹の一人称単数読みました。



このところ立て続けに本を出しているので、ちょっと嬉しい村上春樹の短編集。
この本はタイトルの通り一人称で書かれておりまして、その為か昔の村上春樹感が高い気がします。
スワローズ詩集以外はフィクションだと思うのですが、最近は三人称の小説が多いので、エッセイに見えてきてしまうのが面白いところです。

中でもお気に入りはウィズ・ザ・ビートルズという一本。ノルウェイの森とかあのへんを彷彿させる話で、その中にある「そう、1960年代の後半期には、思想の行き詰まりから人が自らの命を立つこともあったのだ。それほどしょっちゅうではなかったにせよ。」という一文が本当好き。