読書の極意と掟|筒井康隆(20200628読んだ)

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71PKNlWV72L.jpg筒井康隆の読書の極意と掟を読みましたよ。


筒井康隆氏の読書遍歴がわかる面白い本。
しかもその本を読んだときのエピソードも面白くて、書評とはちょっと違う感じになってます。
幼年期の親から与えられた本を読んでいるところから始まって、段々と読書の幅が広かっていくので、その様子も面白いし、一般の小説だけでなく漫画、哲学書まで多岐にわたって紹介されているので、読みたい!と思うものの、結構廃刊になっているものも多くて残念。

面白い事が書いてあって、文壇の定説として聞かされたという「いい作家が出る条件は、いい家柄に生まれ、その家に沢山の本があり、その家が没落することである」という一文。
何一つ当てはまらない僕ですが、これなんかわかる気がします。