天才の思考 高畑勲と宮崎駿|鈴木敏夫(20200610読んだ)

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61zmWcwWZ4L.jpg鈴木敏夫の天才の思考 高畑勲と宮崎駿読みましたよ。



ジブリの映画は全部見ているほど好きというわけではないのですが、関係なくタイトルに興味があったので読みました。
まず最初にお伝えすると、この本の中には一般的なビジネスに生かせるような話は殆ど出てこないのです(笑)

全編を通して語られる二人の狂気というか執念があの重厚な作品を生むんだなと思うのですが、周りの人は本当大変そうだし、本人たちも、作品を作るたびに友人を減らすのは耐えられないと言っているのに、そこは妥協できないという業みたいなものが怖いなぁとおもったり。

後半は結構若手育成の話が出てきて、その中で宮崎吾朗さんの話で、鈴木敏夫さんの抜擢でジブリ美術館館長、監督になったという話が結構興味深い。

前述したように日常生活に役に立ったり、心がほっこりするという本ではないですが、ジブリが好きな人は読んでみるといいのでは。