塩谷哲プロデュース Saltish Night vol.23 (20191222見た)

818Pp3i7s5L._AC_SL1056_.jpg今年の12月はたくさんライブとか舞台を見ましたが、そのさいごになる塩谷哲プロデュース Saltish Night vol.23を見に中野サンプラザホールへ。


11月にラジオで宣伝をしていたのを聞いて、矢野顕子出るし、塩谷哲も一度見たかったしということでチケット購入。
遅くにチケットを買ったためか、左右に人がいない不思議な席に。

まずセットリストはこんな感じ ( https://twitter.com/salt_info/status/1208723657561759745 ) 。

ライブは塩谷哲さんがホストになって、ゲストの佐藤竹善、TOKU、宮沢和史、矢野顕子を呼び込む形式。
最初に呼び込まれた佐藤竹善さんは「Salt and Suger」というユニットで長年一緒に活動しているだけあって、演奏の呼吸もあって、MCも話しだしたら止まらないし内容も面白い。
次のTOKUさんは、僕知らない人だったのですがヴォーカル&フリューゲルホルンプレイヤーというちょっと変わったプロフィールの方。渋い声で歌う感じです。
次に宮沢和史さん。実は3年くらい前に体調が思わしくなくて一旦休業していたらしく(知らなかった)、その休業前にラストのつもりで作ったアルバムで塩谷さんがアレンジしたという"遠い町で"を演奏。かなり前にライブで聞いて好きな曲だったのですが、やっぱりいい曲でした。
で、塩谷さんも宮沢さんも「今日はファン目線では無く、いち演奏家として接したいと思います。」と言って呼び込まれた矢野顕子。宮沢さんもそのままステージに残り、"二人のハーモニー"を演奏。塩谷さん+矢野さんの2台ピアノと宮沢さん+矢野さんの歌という、豪華な演奏。その後は宮沢さんがステージを去り"David"を塩谷さん+矢野さんの2台ピアノで。この日の演奏は基本矢野さんの演奏に塩谷さんが彩りを足していく感じ。ソロの"ラーメン食べたい"をはさみ(歌い出した途端に「クスクスッ」という笑いが起き、「あ、いつもと違う客層」と当たり前だけど実感)、矢野さんが塩谷さんからCDをもらってヘビロテしているという「コレナンデ商会」から"あしたへのしりとり"と"旅するびんのうた"を塩谷さんと。2曲とも初めて聞いたのですが既に矢野節になっていて、塩谷さんも感動することしきり。そして佐藤竹善さんを呼び込み3人で"この素晴らしき世界(津軽弁バージョン)"を。
その後矢野さんが去り、再び塩谷さん、佐藤竹善さんの2人で演奏、途中宮沢さんを呼び込み3人で"風になりたい"。こういうラテンっぽい曲はやはり塩谷さんの独壇場という感じでしょうか。すごいかっこいい。

そしてアンコールはSaltish nightのお約束(らしい)"星の夜"。あれ?聞いたことあるこの曲と思ったらCD持ってました。(吉田美奈子の"Stable")
アンコールらしく全員でヴォーカルを回すのですが、「ピアノを弾くきっと」とい歌詞のところだけは塩谷さんと矢野さんが歌うというにくい演出。

で、最後はまた塩谷さん一人でピアノソロを。演奏する前に「最近作るほうが多くて、演奏がちょっとおろそかになってしまうのですが、弾くことをあきらめたくないです」という意味のMCをされていて、なんか良いなぁと思いました。

写真はソルト&シュガー -コンサーツII-