さとがえるコンサート2018|矢野顕子(20181209見た)

41QIk3mVJeL.jpg矢野顕子のさとがえるコンサート2018を見にNHKホールに行ってまいりましたよ。


今年の矢野顕子は林立夫、小原礼、佐橋佳幸という、新しい顔合わせによるバンド。
皆さん手練なので何も心配はいらないという感じの演奏だったんだけど、自転車でおいでの佐橋さん、Smileでの小原さんのヴォーカルではやはりほっこりします。
「When We're in Space」に関してはCDでの16ビートとはうってかわって、8ビートのなんつーかロックナンバーに。休憩前最後の「Paper Doll」格好良かった。

で、ゲスト2名が登場で、まずは細美武士。線の細いナイーブな雰囲気の人というイメージが勝手にあったんですが、思いの外、腕が太くて(タトゥーもすごい)会話もフランクで、かなり好印象。一緒に歌った「When I Die」「やさぐれLOVE」のどちらもかなりの完成度。
引き続き奥田民生が登場。「フェスティバル」「父」を歌うんだが、民生さん今までにみた矢野さんのコンサートの中では一番のハイテンション。

その後は畳み掛けるように、盛り上がる曲をやっていくわけだが、そのなかでも「津軽海峡冬景色」が今まで以上にすごいことに。しかしこの人はどうやってこのアレンジ思いつくんでしょうね。
津軽海峡が思いの外盛り上がったので、これで終わりと思いきや、「ごはんができたよ」「ひとつだけ」というアンコール?と思うような本編の終わり。

でもってまた楽器のセッティングがあってアンコールなんだけど、まさかの「トキオドライブ」の広島、青森、東京ミックスバージョン。民生のギター音でかいし、民生→佐橋さんと続くギターそろがまさか矢野さんのコンサートで展開されるとは。ちなみに細美さんはカウベルを叩きながらコーラス。

でもってゲストが去って最後は「ラーメン食べたい」これ原曲に近いアレンジで、イントロのギターのアルペジオでうわーってなって、最後は矢野さんの怒涛のピアノソロで締めるという、"今年も年末"という感じのコンサートでした。
でもあれですね、「ひとつだけ」とか弾き語りで終わらないと「今年も来てくれて・・・」の下りが聞けなくてそれはそれでちょっと寂しいですね。

写真は「ラーメン食べたい」が入っているオーエスオーエス