素晴らしいアイデア 小西康陽の仕事1986-2018 (20180627聞いた)

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51wWk3WSlML.jpg素晴らしいアイデア 小西康陽の仕事1986-2018聞きましたよ


ピチカートファイブでお馴染みの小西康陽なのですが、この作品集にはピチカートは入っていないのです。
ですが、ピチカートが後にカバーしたりした曲も結構はいっていて、その聴き比べも面白い。

86年からというと、僕がキーボード雑誌(昔は5誌くらいあった)の一つである"キープル"というのを買い始めた頃で、この雑誌はYMOやそのフォロワーを中心として記事がメインになっていて、その中でピチカートファイブが紹介されていたのを初めて見たんじゃないかなーと。
田舎の中学生だった僕はそんな雑誌記事に載っているだけのバンドのレコードを買う勇気もなく、その後CBSソニーに移籍したピチカートファイブを初めて聞いたのは"Winter Lounge"というアルバムの"Kiss Kiss Bang Bang"という曲でした。その後は小西さんもばんばん人に書くようになったり、ピチカートもゆるーっと売れ始めたりで、色んな所で聞けるようになったんですがね。

とそんなこの作品集の中でお気に入りなのは
・ハートにOK!
これ、前に買ったサリー久保田のCDで森若香織が歌っていて、森若に書いた曲だと思っていた
・それ行けジェームズ
アシッドジャズ的な?
・PTA~光のネットワーク ("single mix")
なつかしい
・ブルーライト・ヨコハマ
これ、学生時代に聞いたときもかなりびびった、結構売れていた種ともこがシングルでカバー曲の上に、このアレンジ!?みたいな
・抱きしめたい (readymade mix)
このアルバム今でもよく聞きますよ
・自転車に乗って、
モダチョキの最後のアルバムに入っていて、その時"こんな技が!?"と思った。濱田マリの歌唱力があってこそ、ですが。
・フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン
曲というよりは八代亜紀が"悲しい歌しか歌いたくないんです"といったのがすき

全曲ライナーノートを小西さんが書いているのですが、どの曲も結構なボリュームで、コレを読むだけでも買った価値があるというものです。
いや、小西さんの曲がこんなにまとめてくれている、というのも価値があるわけですが。

ライナーには結構さり気なくネガティブなことも書いてあって、それは自省がほとんどなんだけど、オリンピックの"東京は夜の七時"の話はちょっと気になるなー。