2006年05月02日

古本屋残酷物語

追記

ビールを飲みながら「古本屋残酷物語」
(揚羽堂 志賀浩ニ 平安工房)を一気に読む。
あーあ、寝不足なのに睡魔が負けました。
最後まで読んでしまいました。
圧巻・・・。

志賀浩二さんしか書けないであろう文体。
登場人物が皆、いい。
人が嫌い、だけど、好き・・・な感じ、わかります。
人が好き、だけど、嫌い…ではなく。

スピード感あふれる劇画調の空気。
映画化されてもおかしくないんじゃないでしょうか。

巻末に寄せられた石神井書林さんの「吹きさらしの日々」を
あわせて読むと、またいい。
うれし泣きしたくなりました。
空っ風の吹きすさぶ中であっても、
私ももうちょっとやってみようと思いました。

志賀さん、ビリーのイラスト、ありがとうございました。
凹みそうになったらこのイラストと
「がんばりましょうネ〜」の文字を眺めることにします。

巻末に目録2ページ入っているのがおもしろい。
「地下鉄で劇場テロ」となっています(笑)(本文参照)。

以下、一読者の勝手な感想ですので、適当に流してくださいね。
わらべさんが撮影した?表紙の写真が最高です。
PP加工でなく、マットなカバーだったらベターだったかな。
帯がはずれるともっとよかったですが、予算的にこうなったのでしょうか。
本文の紙をもうちょっと薄手にして、
ツカ(厚さ)が出なくなるでしょうけれど、その分、ページ数を増やしてほしい。
著者の直筆画がもっとあると、もっとよかったかも。

わらべさんって目のつけどころが鋭い。
たくさん増刷して、売って売って売ってくださいね〜。
続編、楽しみにしています。

未読の方、ぜひお手にとってみてくださいね。
(以上、酔って書きました。乱文失礼)

投稿者 tomoko : 2006年05月02日 03:14 | トラックバック
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