ポラン夏祭り終了(またしても長文)

| コメント(0) | トラックバック(0)

ポランの夏祭り、無事終了しました。
股旅堂さんがブログに写真をアップしています。
どんな雰囲気かよくわかりますので、よろしかったらどうぞ

各店に声をかけ19店の箱を集めて、
あれこれ大変だったであろうポラン書房さん。
しかし、はるばる、ポラン書房に初めて足を運んだ人たちにも
「初めて行ったけれど、素敵な店だね」
「あれほどいい店だなんて知りませんでした」
など、評判がよく、
実際、期間中、ポランさんの棚売り上げもずいぶん伸びたそう。
よかった。
打ち上げの席で、ポランさんの報告を聞いて
胸を撫で下ろす一同でありました。

皆それぞれ、伸びていけるイベントでないとね。
特定の人ばかりが大変すぎて、しかも利が薄い、楽しくないようでは
イベントは続きません、続けられないでしょう。

打ち上げ、凄かったです。
私には書く自信がないです。揚羽さん、股旅さんが書くかな。

はじめ、長テーブル2本に席が分かれていたのですが、
ポランさんの
「背と背が向き合うのはよくない。
皆で座を囲みましょう。テーブル配置、変更!」
みたいな一言で、
ビール瓶、グラス、料理、小皿など満杯の長テーブルを
皆で抱え持ったまま、ぐるぐる回転させて配置がえ。

なないろさん手作りの感謝状(支えの棒は、壊れた傘)が
ポラン夫妻に贈られ、一同拍手。
本日のポランさんは趣向をかえて
「自己紹介」ではなく、「人を紹介する」形式。

それにしても、ポランさん、なないろさん、月の輪さん、揚羽さん、クロサワくん
・・・このメンツが結構な勢いで飲んだらどうなるか。
知っている人なら、空気をご想像できるはず。

あまり飲まないのに参加していた風船舎夫婦が
「最低ー」「もうヤダ」と呆れていないといいのですが。

日曜なので深夜バスがなく、
皆と方向が違う私は、西武池袋線、JR、タクシーを乗り継いでの帰宅。
「まだ練馬だよー」という月の輪さんの声に後ろ髪をひかれつつ。
皆さんは自宅の方角別に、さらに2次会に突入されたようですが、
ひとり、武蔵野方面に帰り着きまして。

イベントのため自店のお客様にお待ちいただくのはよくないことと
承知しているため(たまに、お待たせしてしまいますが)、
倉庫に注文本をとりにいく。
駅から離れてしまったため、タクシーが拾えない。
延々歩く、歩く、ぽつぽつ歩く、てくてく歩く。
ついに力尽きてタクシーにすがりつき、
自宅に帰りついたのは、草木も眠る丑三つ時。

海ねこホームページで好評連載中のエッセイを更新。
オーストラリアからご注文いただいたお客様から
どのように代金を受け取ればいいのか、
英文で相談していたのですが、
どうにかこうにかPaypalで受け取る方向となり、
不慣れなPaypalに取り組む。
英文を書く。
夜中に酔っ払いがやれることじゃないです・・・。やったけど。
就寝4時すぎ? 5時すぎ?

翌20日は体がぐったり。起き上がるのに苦心しましたが、
なんとか市場へ。

「今日、絵本たくさん出てますよ」
と、経営員に囁かれて
「ええー、本当? 今日、休もうかと思ったんだけど、
どうにか来てよかった」
と礼を言う。

ああ、本当だ。
同じ記号の人、あれらの本をどこでどのように入手されたのでしょう?
かなり汚れてはいますが古い絶版本、
それも、かなり良質のものがあちらこちらに出されていました。
あれこれ入札して、大半は他店に破れる。
しかし、これだけは欲しいと思ったものは思いきって高く入札して、なんとか入手。
開札が終わってから、いくらで落札されたのか見にきた先輩書店。
「ここにあったの、いくらだったか知ってます?」と聞きにきた先輩書店。
いくらになったか気にしていたということは、
そう、悪いものじゃなかったってことでしょう?
高く入れすぎたかもしれない自分に言い聞かせる。

まさに「買うは天国、払うは地獄」(by月の輪さん)であります。
買った以上は、どうにか売っていかないと。
買取分の絵本とあわせまして、
近々、ホームページに更新していくつもりです。
よろしくお願いします。

昨夜に続き顔をあわせた徳尾さんと
「きのう何時ごろ帰りました? ちゃんと帰れました?」と挨拶。
港や書店さんと
「打ち上げ、面白かったですねえ」
「ねえー。実は僕ら、あのあとまた飲んじゃって2時まで・・・」
「ひえーー、あのお二方と一緒に・・・」
「そうなんですよ。もう、僕、酔えなくなっちゃって」
「そうでしょうねえ」
など言い合い、顔を見合わせる。

日が改まって、本日。
苦心したものの、どうにかやりとりして
本とお金のやりとりが進みつつあるオーストラリアの方からメールが届いていた。

わざわざ日本に注文してまで欲しかったという本は、
彼のおじいさんが昔、蒐集していたおもちゃの歴史を取り上げたものだったようです。
彼も、息子・娘たちのために、そのおもちゃを手作りしたそう。
かわいいお坊ちゃま、お嬢様が
父親手作りのおもちゃで遊んでいる写真が
メールに添付されていました。
お役に立ててよかったです。
Paypalで不慣れな相手に呆れただろうに、いい人でよかった。

ああ、そろそろ新着本を更新していかないと。
買取対応など、返信が遅れている方、申し訳ないです。
順にお返事差し上げます。
来週取材に来ていただくことになり、掃除しなくちゃ。
締め切り仕事もいくつかあるんです・・・。お待たせしないようにしないと。
はあはあ。休みとれないですね。

宴会の席で、クロサワくんの放った言葉が小さな波紋を呼んだ。
クロサワくんは、現・ポラン書房の従業員で、
もと、書肆ひぐらしの従業員。
酔うと口調が有馬さんと似てくるのだ。
「ときどき思うんですけど、
僕は古本屋になって貧乏になるために、今、修業つんでるんスかね?
ポラン書房の従業員としてやっていたほうがよほど生活が安定してるのに」
と、笑顔で放った一言に、
各店店主たち、失笑&爆笑。
「古書店はね、たまに儲かるときがあるんだよ」
「一生に3度、あるって言いますね」

月の輪さんに「古本屋 月の輪書林」を久々に読み返した感想を伝えようと
口ベタなので、しろどもどろ
「久々に読んでみたら、前に読んだときとまた印象が違って。
知っている人の名前がたくさん出てくるし、
目録作りのために金策で苦心しているところとか、
今読むと生々しくて、ああーって」
すると、
「9年たっても、あまり変わらないんだけどねー」
と、月の輪さん。

苦しくも楽しい古書店業であります。
なんとか続いてます。

遠方からポラン夏まつりに来てくださった
海ねこのお客様、ありがとうございました。
佃煮、大変おいしくいただいてます。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.omaken.com/mt-cgi/mt-tb.cgi/4773

コメントする

2012年4月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

アーカイブ