ふわふわん

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家族の付き合いごとで恋ヶ窪。
DSにちょこっと詳しくなる。あくまでちょこっと。

帰りに、鷹の台・みどり文庫へ立ち寄る。
店主さんは、連れが勤務している会社のOB。
購入した土地にご自宅を建てて、
その一角を古書店として開放しているそうだ。

吹き抜けが高い。窓の向こうに玉川上水の緑。
クラシック音楽が響いていた。
年一度、仕入れのため訪れる先で
200万冊ほどの中から欲しい本を探すのが
何より楽しみだと、穏やかに笑って話していらした。

絵本1冊、児童書1冊、詩集3冊を購入させていただく。

詩集といえば、先日の市場(明治古典会)で
装丁と詩に引き付けられた1冊があり、
相場をまったく知らないまま入札してみた。
忘れないように恥を承知で書いておこう。
「古き世界の上に」という書名だ。
落札されていった額と1ケタ違っていて、まったくお呼びでなかった。
なぜそこまで高く評価されている本なのか、
薄々感じとっていくにつれ、自分の無知に薄ら寒くなる。

富士山登山の疲れが徐々に出てきたのか、
燃え尽き症候群か、魂をどこかに置き忘れてしまったかのようだ。
連れは、冗談めかして言う。
「富士山で頭痛がしたから、
高山病で脳細胞が壊れてしまったのかもね」と。
しばらく休養が必要とわかっていても、
何かしないといけないような気がする。
実際することが山積していて、心から休むことができない。

食事しながらNHK-BSのブックレビュー、録画分を観る。
高野教授、ちょっとしたことからちょっとした誤解を勝手に抱いていたが、
選んでいた本に興味を持った。
詩人・蜂飼 耳さんの話に惹かれた。
南陀楼さん、知れば知るほど凄い人だな。
なのに、どういう口聞いてたんだろう自分、と恥ずかしくなる。

世界は、自分とはるか遠いところで、
くるくる順調に回っているかのようだ。
どこにいるんだろう、自分。
ひとりだけ疲れて、よれよれ濡れ雑巾みたいな気分。
きっと疲れているのだろう。そんな日もあるさ。

今夜は、買ってきた詩集を読んで寝てみよう。
心に溶け込んでくる詩があるといい。

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