魔の巣窟 改造計画

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問題の部屋に早速、乾燥機をセットしたら、
一晩で水分がほぼいっぱいたまった。
ああーあ、こんなところに本を詰め込んでいたら、
まるでシミ・カビの培養である。
いったんついてしまったら、コーティングしてあるものは
消毒用エタノールで拭いて陰干しするなど多少方法はあるのかもしれないが、
コーティングしていない函・本体はなかなか難しそうに感じている。

魔の巣窟にぎゅうぎゅう詰めにしていたのは
大半は蔵書(私物)なのでまだしも、
否、未更新本・目録用もあったので、
これを機に整理する、更新できるものはどんどん更新しながら
倉庫に移動させるぞ(要! 倉庫の整理と湿度調整)と心に決める。
あんまり悔しくて自分に腹がたって、
昨日は朝まで新着本にかかり、
「バリでの出来事」19話を観て就寝、朝6時すぎ。

思えば、6年ほど前だろうか。
引っ越した当初、
知り合いの電気店から照明器具やエアコンをまとめて購入した。
そのとき「おすすめですよ」と言われて購入したのが
床に置くタイプの乾燥機。
じめじめした時期、室内で洗濯物を乾かすのに最適と。
エアコンと違って、可動式なので、
必要に応じて、どこででも使うことができる。

こういった乾燥機をさらに買い足すこと。
それから、検索していたらデジタルの湿度計を発見。
この手のものを各部屋に設置して、こまめに見てまわることにする。

買取の際、何十年も前のセットものであっても
お客様によって驚くほど状態がよい場合がある。
その逆もあり。査定の値段が苦しく、先方への説明が切ない。
本を長年、保存しておくのはたやすいことではない。
紙の保存に、美術館も図書館も古書店もそれぞれ苦心していると思う。
何もせずに放置しているなど言語道断で、
それなりに工夫が必要だということ。
保存しておく自信がないものは持たない(え、古書店なのに?)。
痛みを伴って、ようやく気づくとは、なんと愚かな我。嗚呼。
さ、気分切り替えるよ。行動せよ。GOGO!

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