いつも無駄に長くて…ムダナガ日記

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昨日ご注文いただいたうち、
半分ほどの受注メールを書き終えた。
残りは、倉庫に行って在庫確認してからの返信となるので、
今日中にはなんとか、と思う。お待たせしてます。
「倉庫は自宅(事業所)から近いほうがいいよ」
とアドバイスしてくれたIさん、本当にそのとおり、と今さらながら納得。

ご注文いただいた本を、状態確認も兼ねて、ぱらぱらめくる。
古書価がいまひとつなので、皆さんあまり注目しないけれども、
良い本だ。武井武雄のイラストがよいし。
良い状態のものが市場に出たら、今度こそ買おう。

昨日は、何やってたんだっけ。

「ちくまのゲラ、月曜までに戻してくださいね」
と岡崎さんにおっしゃっていただき、土日でと思っていた。
けれども、結局、月曜午後まで持ち越してしまったんだった。

取材を受け入れた以上、
お書きになる人におまかせし、ゆだねることになるんだと思う。
脚色いただいて面白くなるなら、それはそれでよしと考える場合もあるわけです。
多少、話の前後など違っていても、読みやすいほうがよいかもしれないし、
話の流れがよければよしと考えたり。
ただ、事実関係はある程度、正しいものに近づけておかないと。
ただでさえ自分の歴史って本人の記憶も曖昧だし、
何年とか数字ぐらいは正確にしておかないと
自分の歴史が変わる。自分でもワケがわからなくなってしまう。
あと、読む人の印象を考えると、このままじゃまずいか、と気づくことが多々あり。
活字には力があるし、
いったん出版物になったらブログと違って簡単に直せないし、
ましてや自分の著作物でもないのだし。
しょっちゅう取材していただける立場なら言い直すことができても、
そんな立場ではないから、よけい…。

岡崎さん、何度も汚い字の直しを読んでいただき恐縮しております。
入れていただきたいことがあり、ぜひにとお願いさせていただく。
私のニホンゴ、伝わりましたでしょうか…。
本当はご自由にお書きいただいてよいところですのに、
お忙しいところ、ワガママで七面倒くさいやつ相手に、すみませんでした。

神保町の古書会館へ。
市場にたどりついたら、すでに開札がかなり進んでいた。
あら、びっくり。
お客様から探しています、在庫がありませんかと
問い合わせいただいた本がそこに!
ふだん見ない本なのに、まるであつらえたように。
注意して見るから目に入るのかもしれない。
行ってよかった!
何がなんでも買わねばと、あとから札を改め、高く入札し直す。

自分が出した十数本の大山は、がくっとくるような値段ではあるが、
入札していただき、ありがたい。
十数本も残ったらどうしようかと思っていたので、本当に助かります。
良い本もあるはずなので使ってやっていただければ。
無事、西の方角へと旅立っていった。
あの本よ、この本よ、元気でやってくれー。

月曜の市場(中央市会)は、いつもいつも、出品数も人も多い。
見ごたえ十分。
真剣に見ようと思うとそれだけで目は痛いし、足はクタクタだし。

70年代のあの雑誌(60年代のがちょこっと混ざっていた)は
札が多数入っていて封筒がパンパン。
入札するが、まあ無理でしょう、と思っていたら、本当に無理だった。
みごと落札した店の値段を見たら、上札がとんでもない高値で、
買うぞ、他店には買わせないぞ、と強い意思がみなぎっていた。
気合と経済力がないとダメだと見せ付けられた。しょんぼり。

4階で、札がまったくなかったので、最低入札価格の2千円入れておいた
束は、ほかに入れる人がいなくて落札。
一部は、こつこつ買い集めているラインナップ用、
一部は、6月17日の西荻窪・昼市用にするつもり。

とある束は
他店の「3万、4万、5万とつければ買えるかな」という声に
揺さぶられて弱気になってしまい、失敗。
落札した店の値段を見て、もうちょっと頑張れば買えたのに、と悔しい。

結局、売った本の行方を見届けるつもりもあって市場に行ったのだが、
買ったほうがずっと多かった。
箱づめして宅配で自宅あて郵送する。
更新待ちの本がたまっているので当分買わなくてもいいのに、
見れば買いたくなる。行けば刺激を受け、闘志に火をつけられる。
考えてみれば、皆、売るプロなのだ、買いたくなって当たり前。
市場って、まっことオソロジイとこですばい(何弁?)。

徳尾さん、股旅堂さんから昼食に誘ってもらう。
書いていいのかな、わからないので店名は伏せておくが、
初めて話した店主さんがもう二人いらした。

おひとりは在庫は持たない主義、市場で買えばどんどん入力していくので、
3か月前に買った商品はもう手元にはありませんよ、という。
おひとりは「東京・埼玉・千葉・茨城へ
24時間以内の出張買取もご相談に応じます!」というのを売りにしている。
店それぞれ、やり方がある。
戦略がすごいなあー。

売れるジャンルということで、思いもよらないような本の話が出る。
線引きがあっても問題なし、とのこと。
結局、需要と供給のバランスなのである。
他店がやっていないものにいかに目をつけるか。
「とにかく一人であっても買う人がいれば、確実に売れるんですよ。
そういうジャンルがあるんです」
という話が出て、なるほどと思う。
徳尾さんも股旅堂さんも私も
「へえーーー、そうなんだーーー。面白いーーー」
とビックリ。
商売の話ではあるが、さほどガツガツしていないというか、
どこか遊び心、穏やかさが感じられるのは、古書店ならでは、かも。
本当に稼ぎたいなら、お互い違う仕事をしているでしょう。

徳尾&股旅コンビと、すからべさんの店舗 兼 事務所を
見学させていただきにいく。
催事の後片付けでお忙しいところ、お邪魔させていただき、
お話をお伺いさせていただいた。
すからべさん、お時間をいただきすみません&ありがとうございました。

あとはもう、急いで帰る。
出先でメールチェックしたところ、すぐ対応すべき事柄が何件か入っていた。

今さっき、完成してほやほやの目録「月曜倶楽部」を受け取ったばかりだったのだが、
早く見たいというご要望をいただき、急いで対応。
誌面に「書影はホームページでご覧になれます」
としてあるのだが、とにかくホームページ上に文字データのみアップする。
画像は、追って、ということにさせていただく。

週はじめにはたいてい、発送が集中する。
三方向100センチ超の大型本もあり、カバーにイタミがあったので、
梱包に少々苦心した。
発送を終えて、倉庫に行き受注本を探す。
車のキーをどこにやったか、なくしもの探しにオタオタ。
帰宅したら、腹ペコの家人がもう待ちきれないとばかり夕食を作り始めていた。

と、これで書き出しに戻る。受注メールが翌日になってしまったわけだ。
さて、今日はどうするか。
家事をしながら、まずは目録の画像をアップしなくちゃ。
アソビニイキタシイキタシ。サレド、オシゴトオシゴト。

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