汗ばむほどの陽気だったのに、いまは雷雨。
車に積み込んである本を降ろすことができない。
大口の発送にも出かけられない。
雨、雨、降れ降れ、降ってやめー。
月曜の市場(中央市会)で買った本をとりに
いくため、久々の高速。手に汗握る。
どうにか無事、神保町の古書会館へたどりつく。
買ったのは、全部で32本口。600冊ぐらいでしょうか。
組合のアルバイター・フクシくんにダメ出しされる。
「この積み方はダメですよー。
こっち側に崩れてきますよ。危ないです。
あ、サンダル! サンダルはダメです、ケガしますよ」
まとまった量の本が崩れてくると、凶器に早がわり。
足先が出ているサンダルばきはご法度だそうである。
2階フロアーはカーゴで満杯。
フクシくんに「そこらあたりなら大丈夫です」と
場所を作ってもらって、隅で仕分け作業。
カーゴいっぱい、32本の束の中には、
海ねこ向きと思えない本も含まれているので分類。
持ち帰る本は車に積んで、
より分けて再出品の本は、再びカーゴに積み上げていく。
それだけだと最低入札単位の2千円に達しない可能性があるので、
家から運んでいった絵本も組み合わせる。
それでも売れ残ったら、ああ、どうしようかなあ。
もっと何か良いものを組み合わせたほうがよかったかなあ。
歯科検診を終えて帰宅したら、
「ちくま」が届いていた。
ポポタムさんの写真、横顔じゃないですか。こういうのもありとは~…。
某古書店に注文してあった古書も届いていた。
一読するだけでなく、ぜひ手元に置いておきたい本。
う、うれしいー。こんなときばかりは、ネットをやっている古書店ってステキ、と思う。
ゆっくり読みたい。
のんびり読みたい。
が、雨がやむのを待って、大量の本を整理しなければ。
発送しなければ。本を更新しなければ。
机の上に、昨日届いた港や書店さんの目録
「CONSTRUCTION 建築土木史と都市史料」が鎮座している。
特集・博覧会と議事堂~「近代日本」とともに
sec 1 黎明
一見世物、物産会から府県博へ
sec 2 第一回仮議事堂
-明治23年11月24日竣功
明治24年1月24日焼失
sec 3 博覧会の時代
ー「近代国家」の仕掛けとして
sec 4 昭和11年 帝国議会議事堂竣功
-帝国のモニュメントと大蔵省営繕
sec 5 終焉
-幻の日本萬博、終戦、そして大阪
さまざまな本、資料を並べながら
読む目録、見る目録になっている。
写真多数。博覧会の様子が目に浮かんでくるようだ。
よくぞ、これだけ集めたものである。
しかも、よくぞ編集して、目録として構成したものだと思う。
人の偉さよ、矮小な我よ。
港や書店さんの穏やかなお顔と、この目録の迫力と。
喝を入れていただき、
港や書店さん、ありがとうございました。
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