オダギリ・ジョー

| コメント(0) | トラックバック(0)

「海ねこさんは、リファレンスみたいなことも
おやりになってるようですから」
と、ご近所さん(元・図書館勤務。現在、校正その他でご活躍)から薦めてもらったのが
「まちの図書館でしらべる」(柏書房)。
電車で読んだところ、読み入ってしまい、一駅乗り過ごしてしまった。
あやや、馬喰横山駅。あせって神保町に戻る。

市場(明治古典会)では、買えず、売れず、の二重苦。
近くの喫茶店でスパムごはんを食べながら開札を待っていたのだが…。
うーむ、中西屋のあの本は欲しかったが、ダメだった。敗北感ばかりなり。

五反田の南部古書会館で開催中の「遊古会」へ。
先日の入札市で買った本を持ち帰るためだったのだが、
行ったら買わずにいられましょうか。
夕方であっても、まだまだ良い本が多数見つかる。
1階の均一でしこたま買う。ありがたいありがたいと頭を垂れる。
2階へ行くと、九曜書房さんの棚に
某作家の本がずらり並んでいた。
署名本もあり、欲しい…。
迷った挙句、エイヤーと買わせていただく。

私が手にした本を見て
「これ、僕がつくったんだよ」
と、某書店さんの声。
サンリオの前身である、あの出版社の編集者だった方である。
昭和34年、彼は編集者だった。
広告ページを見ながら
「これも、これも…、うん、全部、今でも持ってるよ。
自分でつくった本だからね」
と。
「1色なのに、勝手に色をつけて持ってきて
困っちゃったねえ、あはは」
と、実に楽しそうに、
著者とやりとりした思い出を語っていた。

古書店の店主というのは、
それぞれ実に豊かな歴史を持っているのですよね、と再認識。

私が古書組合に入りたいと思った理由のひとつには、
さまざまな古書店主に魅了されて、というのが大きい。
組合に入って1年半を経た今でも、
思いは変わらずにいる。というか、さらに増す一方だ。
一般常識の枠におさまらないような、
面白い人が多いです。
誤解をおそれずに言えば「人間動物園」みたいな。
人間の可能性って? ああ、それもありね、
これもありなのねぇ、ふううん、なるほどねえ、と思わせられる連続。

さらに西部古書会館へ行き、優良書市の下見。
何件か入札。買えるといいのだが。
買えたら、月曜倶楽部の目録は調整しよう。
買えなかったら、手持ちの中でどうにかやりくりするしかないだろう…。

倉庫へ寄り、注文本を抱えて帰宅。
くったくた。
ご注文への対応など頑張ったのですが、
それでも返信できなかった方、追って返信します。
しかと読んでおりますので、その点はどうぞご安心くださいね。

連れに付き合って、録画しておいた「時効警察」を見る。
オダギリ・ジョー、いいじゃないですか。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.omaken.com/mt-cgi/mt-tb.cgi/4719

コメントする

2012年4月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

アーカイブ