テレビ窓口

| コメント(0) | トラックバック(0)

時計は午後9時を回った。
今日はまだ、誰とも話をしていない。
ああ、ねことは、やりとりしている。
インターホンを鳴らしてきた人とも、二言三言。
さて、そんなものが「会話」と呼べるのかどうか。

もともと電話はさほど好きでないため、
用事がない限り自分からはかけない。

お客様とのやりとりも、
注文の受付も、
仕事の打ち合わせも、すべてメールで行った。
数時間かけて仕上げた締め切り仕事も、
メールに添付して送った。
支払いも、ネットで行った。
梱包材が切れてきたので、アスクルにネットで注文した。
わらべさんから教わった冊子用のクラフト封筒は
別会社に注文しているし、
本の厚みやサイズ、冊数によって、
何種類もの梱包材を組み合わせて使っているのである。

7時すぎまで、目録のためロシア語版の本を見ながら
めぼしいものを打ち込んでいた。
マヴリナの絵本のほか
「ルボーク~ロシアの大衆絵画」「イコン・ペインティング」
「極東の発展史」「朝鮮革命」の本まであるが、
このうちから何冊か目録に掲載するつもりで、
とりあえず、打ち込んでおいた。
英語が併記されているものはともかく、
ロシア語のみのものは、どうするか。
日々、図書館通いを日課とする
老父に読んでもらいにいかなければいけないか。

そんな一日だったが、ついに“会話”したのである。
夜7時半ごろ、例の覚えにくい名前の銀行へ行ったのだ。
ホームページを見ても、同銀行なのに系列が2つあるため複雑。
どうすればネットバンクを利用できるのか、皆目わからない。
先日、糸織さんがもらっておいてくれたパンフレットが頼みの綱。
ついに「テレビ窓口」なるものに行ってきた。
「テレビ窓口」では、
平日の3時すぎでも土日祝日でも口座開設や住所変更ができるのだ。
ブースに入って、
20-30分ほどテレビ電話ごしのおねえさんとやりとりをした。
わからないことがあれば画面ごしに質問して、画面ごしに答えてもらえる。
バーチャル感いっぱい。
まるで、子供のころ読んでいた未来都市に行ったかのようだ。

テレビ電話の画面に映るおねえさんは、
どこを見ているのか、ちょっと視線が定まらない感じだが、
プロセスごとに丁寧に頭を下げてくださる。
こちらの様子も先方に見えているのだろうから、
スッピンの汚い格好で行ってしまったことを悔やんだ。

最近のブログでもっとも反響があったのが
この三×××U××銀行の口座開設の件だった(笑)。
おかげさまでATMを通じて通帳を手にすることができました。
即日も即日、わずか30分ほどで簡単に。

先日、最寄銀行に行ったところ
「ご自分の住んでいる市で口座開設してください」
と言われたことを書いたが、
テレビ電話のおねえさんは、こうのたもうた。
「お住まいのある市の銀行なんですが、
店舗の統合で店番号が変わりますので、お選びいただけません。
お近くでしたら~支店か~支店はいかがでしょうか」
おやおや。
結局、吉祥寺駅前支店をセレクト。
自分の住んでいる市でもなんでもないんですが、まあよし。

ネットバンキング使用開始まで2週間ほどかかるそうです。
毎日、銀行へ記帳しに通うのは難しいため、
その銀行からの入金をご希望される方、
あと2週間ほどお待ちください。

ああ、さすがに人と話したいなあ。
顔見知りと話しながら気軽に飲める店が
近くにあればいいのに。
そう思いつつ、仕方がないのでPARCOに立ち寄る。
白ワイン、パン、つまみ、ほか、いろいろ購入。
さてと。人さまにデータ入力をお願いするのなら、
自分も率先してやらなければね。
時間がかかるからといって避けている場合ではなく、
少しずつでも新着本を更新しなければ。
なかなかできずにすみませんです。
多少なりともやれたら、自分へのささやかな褒美として、
先ほど買ってきたものなど与えてやることにします。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.omaken.com/mt-cgi/mt-tb.cgi/4717

コメントする

2012年4月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

アーカイブ