春爛漫

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31日、友人と会うため、神保町へ。
神保町駅から地上にあがったところ、
「神保町さくらみちフェスティバル」と銘打って
路上で古書店ワゴンセールを開催中だった。
ワゴンの主から
「あれー」「どこ行くの?」と声をかけられる。
見知った顔・顔・顔。
一日中、外で店番をするには肌寒そうだった。

友人との待ち合わせ前、所用で古書会館に立ち寄る。
駐車場のはじで、
経営員Oさんが疲れた顔で煙草を吸っていた。
2階には、本が山積みされたカーゴがぎっしり。
本を整理しながら陳列し、
月曜の市場に備える経営員の皆様、お疲れさまです。
経営員の皆様、職員の皆様、いつもありがとうございます。

友人らとよく行く居酒屋へ行ったところ、
テーブル席が満杯。
はてさて、どこの店へ行こうか。

石田書房に立ち寄ってから、
先日おいしかった店に行ってみるが、土曜定休だった。
「アミ」に行くことにして、2階の窓辺に陣取る。

学生時代の思い出から互いの近況まで、
話は尽きるところを知らない。
20年来の友人は宝物。
思い出も、ともにテーブルを囲む時間も
お金では買えない贅沢だ。

窓の隙間から、薄桃色の花びらが
はらりはらり、テーブル上に舞い込んできた。
花びら2枚。
友人がティッシュに包んで持ち帰る。

「願わくば花の下にて春死なむ
その如月の望月の頃」
と、友人がアミのコースター裏に書く。
夜桜には、
漂泊の歌人・西行の句が似合う。

本日は昼から、出版関係の仲間と野川にてお花見。
七輪を持ってくるそうなので、肉や野菜を買って
各自が持ち寄る方式。

散り急ぐ桜を惜しむかのように、
明日も花見になるかもしれない。
今日も明日も、仕事をしてから出掛けることにする。
では、梱包・発送、締め切り仕事に取り掛かります。
対応をお待たせしている方、
桜に免じて、お許しください(と頭を下げている)。
京都・岐阜あたり、大陸から黄砂がやってきていると
お客様からのメールで知る。
遠くの山が霞むほどだという。
朝日新聞の朝刊「人」欄に
「100歳を迎えた元気児童文学者」として
石井桃子さんの声と近影が紹介されていた。
皆様、良い週末になりますように。

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