春は、けだるい

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月半ばの常ではあるが、
またしてもホームページの更新が滞っている。
にもかかわらず、昨夜ご注文をいくつもいただき、
ありがたい限り。
「春を待つ日のアドベント・エッセイ」連載の評判がよい。
開始すぐから、早速、小学校での読み聞かせ本に選んだという
ご感想などいただく。
筆者に伝えながら、私までうれしくなる。

それにしても、店主の怠け癖といったらどうだろう。
朝から晩まで精力的に活動されている方の日記など
ブログで読むと、それにひきかえわが身は…と
小さくうなだれてしまう。
食べているものが違うのだろうか、
体力・知力に差があるからだろうか、
人それぞれ、抱え持っているエネルギー量に
違いがあるのではないだろうか。

仕事が山積みであるのに、
録画しておいたドラマを夜中、延々見続けてしまったり、
酒に溺れた頭で何か書きたくなって
ブログ(昨晩の文章)に怪しい文章を書きつけたり。
今日も今日とて、睡眠のとりすぎで、
頭がぼわーっとしているし。
なんちゅうこった、今日中にやるべき仕事があるのに。

家の者が誕生日前後の休暇中のため在宅。
自分がついつい怠けがちなのを
人のせいにしたくなる。
食事までこしらえてもらっているのに
「休みの人がいると仕事する気になれないんだけど。
どっか行ってきたら」と無理強いしようとして、嫌な顔をされる。

東京都古書籍協同組合の機関誌
「古書月報」最新号が届いた。
前半はあとのお楽しみにとっておくことにして、
後半の連載をむさぼり読む。
石神井書林さん、月の輪書林さんら
広報部の頑張りが誌面の隅々に感じられる。
連載陣の文章、いずれも味わい深いことといったら…。
古書いとうさん、ひぐらし・有馬さん、
コクテイル・狩野さん、
オヨヨ書林さん、西村文生堂さん、
広報部後記・内堀さん、
機関誌部リレー連載の揚羽堂さん…
読みでたっぷりで、
この古書月報を読めるだけでも、
組合に入った甲斐あり、とまで思う。
1冊200円ー300円ぐらいで販売可能なバージョンを作って、
その収益を組合で活用できないものだろうかと
よけいなことを思ったりもする。

次号には、ネット古書店を営む者の視点ということで、
わらべさんも書くそうだが、どうやら私も、らしい。
小心者なので
組合からの指令を拒む勇気はない。
ガチガチに硬くなってつまらない文章になりそうで
今から怖い。
せいぜい、酔って怪しいことを
書きつけることのないよう気をつけたいと思う。

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コメント(2)

たぶん、海ねこさんを知る多くのひと共通の思い。いっぱいひっかけてから書いてね。

ふわーい…っていうか、
飲まなくても面白く書けないとねえ。
でも、よかった、
酒でご迷惑をおかけするばかりでなくて。
お酒には、いい面がいっぱいってことですよね!?
ああ、またご一緒に飲みたいです。

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