家庭文庫「このあの館」のブログを見て仰天!
うかつにも、まったく知らなかった。
以下、「このあの館」ナンダンナさん&ナンダさん夫妻の友人として、
まことに勝手ながら引用させていただく。
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11月18日午前10時 児童文学者の渡辺茂男先生が亡くなった。
78歳だった。
渡辺茂男先生といえば、『しょうぼうじどうしゃ じぷた』や
『もりのへなそうる』の作者であり、『エルマーのぼうけん』や
『どろんこハリー』の訳者でもある。
先生のことをとやかく言う人もいるが、誰もが認めざる得ない事実、
それは、先生の功績がなければ、日本の児童書界に発展はなかった
ということだ。
生涯先生が手がけた本は、本人も把握できない程で、
約600冊にものぼると言われている。
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続きは、このあの館ブログをご覧ください。
ナンダンナさん(編集者)の思いが伝わってくることと思う。
ナンダンナさんは編集者としてずいぶんご苦労もされたご様子だったが、
私から見ると、2冊、仕事をご一緒できたとは羨ましい限り。
絵本の表紙には、たいてい「わたなべしげお」とひらがなで刻まれている。
私の中では「渡辺茂男」というよりは「わたなべしげお」である。
私が「わたなべしげお」さんの訳文に魅せられたのは
なんといっても「へんなどうつぶ」。
読んでいる最中、文章のかもし出すリズムに取り込まれ、
行間に漂う空気に遊ばせていただいた。心地よかった。
わたなべしげおさんの訳文でなかったら、
同じように感じたかどうか、定かでない。
読みたい、今、読みたい。
読みたいのだけれど、手元にない。
お譲りくださる方がいらっしゃるのであれば、
どこでもすっとんで伺いたい気持ちです。
むしょうに読みたい。
こんな気持ちにさせる絵本を残してくださった
わたなべしげおさん、心に灯をともしてくださいました。
どうもありがとうございました。
ご興味がある方、
図書館でご覧になれるかもしれません。
ありゃ!
なんとも偶然ですが、この本、
昨日の夜ちょうどこのあの館で手にとってぺらぺらしてました。
タイトルと表紙のおじさんの腰の角度が何とも言えず。
こんなことならば、きちんと読んでおけばよかった。
わたなべしげおさんですね、勉強になりました。
ありゃ! そりゃ偶然というか
「オーラの泉」ふうににいえば必然?
いいんですよねー、へんなどうつぶ。名作です。
ワンダ・ガーグ+わたなべしげお、とくれば、
日本人ならではの読後感。世界に誇れる?
石ころさーん、一箱古本市おめでとうの言葉も
遅くなってしまいましたが、かげながら
いつも応援してますー。また近々会えるかな。