仕事の合間、NHK教育テレビで「ETV特集 椎名誠の絵本を旅する」を見る。
知っているつもりの絵本でも、きちんと紹介されると
改めて良さを感じるものだと思う。
文字づらで読むのと、音読するのとで
同じ絵本でも印象がこれほど大きく違うのかと気づかされた。
80歳の加古里子さんが「僕を駆り立てたのは、
軍国青年だったことへの反省」と話していらっしゃったのが印象に残った。
ただ、椎名誠さんに「僕らの子供のころは桃太郎とか偉人ものの絵本しかなくて」と
何度も言わせなくても、台本。
「こどものとも」以降すばらしい絵本文化が花開いたのは確かだろう。
その論点に焦点を当てようとしたのはわかるが、
そこにいたるまでの歴史は? 先人へのリスペクトが欠けすぎでは? とも思った。
テレビ番組ってつくるの難しいのでしょうね。
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