とある商品について某図書館の方から
「大変貴重な出物」という声をいただく。
当店にとってはたまたま入手したものですが、
見る人が見ると「出物」なのですね。
月の輪さんの「ないものを探すのではなく、
あるものを扱うのが古本屋なんです」というのは
こういうことでもあるのかな。
市場に足を運び何かないかなと探している瞬間は、
宝探しのよう。
支払いのことが頭をかすめつつも、私にとってひじょうに楽しい。
めったに見ないものを買取させていただくときも同様です。
苦心してどうにか得たものをお客様にお届けして
お喜びいただくと、古書店をやってよかったとつくづく思います。
お客様のお声を披露することは控えておりますが、
お喜びのメールをいただくたび、
古書店をもう1日続けよう、もう1週間続けてみようと思う連続です。
苦しいながらもまだどうにか続いているのは、
お客様、そして、周囲の方々のおかげです。
ありがとうございます。