銀齢の果て | 筒井康隆 (20060208読んだ)

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

筒井康隆の銀齢の果て

久しぶりの様な気がしますが,筒井康隆の新作ですね.
老人版バトルロワイヤルですね.
と一言で言うのは簡単なんですが,もともとこの人の持つスプラッタ感,ドタバタ感みたいなものが老人+殺し合いと言うテーマにぴったりあってしまって,意外と不快感みたいなものは無いです.
この人の近所での殺し合いと言うテーマで言うと三丁目が戦争ですと言う名作があったわけですが
それを越してるかもと言う感じです.
最近老人ものが多いのはやはり著者本人がもう老人の域に達しつつあるってことなんですかね.