水曜日、叔父を見舞う。父の弟。
脳の奥の方にある「脳幹」という場所あたりに腫瘍がある、ということで手術。
事前の話では10時間くらいかかるという。
始まったのは朝8時半。
10時間程度の手術では、お医者さんは食事もとらず、トイレにも行かないそうな。
そういうものらしい。
仕事を終えて、午後7時頃病院へ。
まだ終わっていない。待合室で待機。
午後7時半頃終了。結局11時間弱の大手術。
術後の医者は精魂尽き果てたという感じ。だがやり遂げた感もあり。
そんなふらふらな状態のまま様子を説明してくれる。
こちらとしてはとにかく様子を確認したいわけですから。
後頭部頭蓋骨を直径数センチくり抜き、
すだれ状態の神経の隙間から腫瘍を少しずつけずる(かき出す)という作業。
そのとき神経を傷つけないようにやるのが技(まさに職人技)。
脳幹近くの腫瘍部分は硬く(腫瘍が硬いっていうのがどんな感じなのか想像できないけど)、
完全にはとれなかったらしいが、とにかくとれるだけとった、と。
話を聞いた後、叔父に会う。もう会えるのか?
初めて入る集中治療室。アルコールで手を洗い入室。
酸素吸入はしているが、見た目以前とたいして変わらない。
切ったのが後頭部なので見えないからかもしれないが。
声をかけると反応する。言ってることはわかる様子。
顔色もよく、とても大手術直後とは思えない。
一安心。
その後、手術翌日昼前には一般病室へ戻り、ベッドに座って昼食も食べたそうで。
頭を開け、脳の奥にある腫瘍を取り除くという10時間にも及ぶ手術をした後なのに。
そんなに早く元に戻るのですね。びっくり。
医学とそれに関わる道具(のぞきながらオペする顕微鏡とか)の進歩、
医者という仕事のあまりの過酷さに驚いた一日。
早期回復を祈りつつ。
コメント (2)
大手術・・読みながら段々緊張していきましたが、
翌日にはベッドに座って昼食もとられたのですね
お医者様もすごいですね
叔父様、早く良くなると良いですね
投稿者: 智代 | 2007年05月12日 00:43
日時: 2007年05月12日 00:43
智代さん>
本当にね、すごいもんです。
叔父も内臓系は丈夫ですからね。
体力あるってことが大きいのかもしれません。
お医者さんもすごいけれど、周りのスタッフも、しんどい顔もせず常ににこやかなのもすごいですね。
投稿者: Mongo | 2007年05月13日 14:36
日時: 2007年05月13日 14:36