最近バンドでのツアーを終了した忌野清志郎。
急遽一人だけの弾き語りLiveとやるという情報が。
12月に調布グリーンホールで久しぶりに見た彼がすばらしかったので、今回も行ってきました。
500人以下のキャパシティでとても小さい会場。近くていいです。
ステージには、ドラムセット、ギター数本、アップライトピアノ、キーボードが並べられています。
アンプの上には、いつもの「ミル・マスカラス」の人形もあります。
弾き語りなのになんでこんなに楽器が?ゲストでる?などと思いつつ、客電が落ちて始まります。
明るくなったステージには、布団に寝ている清志郎。
目覚ましがなり、マントショー担当のタキシードくんが起こしにきます。
目覚めた清志郎、アコギを弾きながら布団の上で歌い始め。
相変わらず、ずっしりくる歌声です。
2曲目からは布団も片付けられ、スタンドマイクでアコギ弾き語りが続きます。
途中、ピアノに移動し、しっとりと数曲。キーボードを弾きながら1曲。
多摩蘭坂、エンジェル、いいことばかりはありゃしない、などなどなど、
高校生の頃に何度も何度も聴いた歌が、弾き語られます。
「金が欲しくて働いて、眠るだけ、いいことばかりはありゃしない」
こんな歌詞、高校生の頃には聞き流してましたが、いまは身にしみるわけです。
おもむろにドラムセットに座る清志郎。
リズムを刻み始めます。
ドラムセットの周りには3本のギター。
この3本が、3コードのオープンチューニング。
これを自分のドラムビートにあわせてスティックで殴ります。
しかも、歌、ブルースハープもやりながら。
見事に「1人ロックンロール」。
ヘロヘロになりながら、1人ロックンロール状態で3曲も演奏。
この姿に、ロックの原型を見たような気がしました。(原型なわけはないですが)
荒々しくノイズっぽくもあるけど素直な音。気持ちよいんです。
ひたすらいろんな楽器を演奏し歌いつづける清志郎。
梅津、片山などのバンドメンバーも一度ステージへ出てきましたが、
演奏することもなく退場しましたし。
3時間弱、完全に一人で演奏し続けました、パーフェクト・ワンマンショー。
貴重なものを見せていただきました。最高。
客席に高野寛の姿あり。
コメント (8)
おお、すばやいですね。
ライブの感想は、すぐ書くのがいちばん。
投稿者: 海ねこまんま | 2004年02月18日 17:14
日時: 2004年02月18日 17:14
「古本 海ねこ」1行日記からリンクしました。
勝手にごめん。1日で消えますので、お許しください。
投稿者: 海ねこまんま | 2004年02月18日 17:17
日時: 2004年02月18日 17:17
そういうわけで、15のときに初めて聴いた清志郎にまたはまっているわけですね。
投稿者: Mongo | 2004年02月19日 00:43
日時: 2004年02月19日 00:43
昨晩は偶然御会いできてうれしかったです、本当に最高のライブでしたねー。
投稿者: TLD | 2004年02月19日 01:04
日時: 2004年02月19日 01:04
言いたいことをストレートに言うとかっこ悪いと思われる時代だけど、本当はそんな事はないってことを思い知らされると言うか、そんな感じですかね?
いつか行きたいなあ・・・。
投稿者: モゲヲ | 2004年02月19日 15:26
日時: 2004年02月19日 15:26
ストレートに言いたいことを言い続けるかっこよさ、感じますね、この人を見ていると。
TLDさん、ども。お互い涙したようで・・・
投稿者: Mongo | 2004年02月19日 20:42
日時: 2004年02月19日 20:42
私が初めてステージに立つ忌野さんを観たのは
BAHO@日清パワーステーションでした。
次に忌野さんを観たのは石田長生さんの東京移住記念ライブ@下北沢CLUB QUEでした。この時の忌野さんはサックス吹きながら登場。次に忌野さんを観たのは
江東区の埋め立て地で行われたチャリティー・コンサートでした、KIYOSHIRO, JOHNNY, LOUIS & CHARというバンドで。そしていまのところ最後に私が観たのは、泉谷しげるなどと一緒に活動してたセッション・バンドの日比谷野外音楽堂。ああ、そろそろ観たくなってきた。
投稿者: MIN | 2004年02月20日 02:03
日時: 2004年02月20日 02:03
観ましょう、観ましょう。やはりすばらしいですから。
私は、そろそろ、JOHNNY, LOUIS & CHARが観たい・・・
投稿者: Mongo | 2004年02月21日 00:19
日時: 2004年02月21日 00:19