MotoGP@Sepang見ました


もう結果は知っていると思いますが、いいレースでしたね

何が一番面白かったかというと、久しぶりに気合いが入って必死だったロッシの姿です。トップに出て逃げ切るとはとうてい思えない仕上がりで、Ducati+ブリジストンのパッケージに対して苦戦しましたが最後はなんとか2位に入れてしまうところが7度もチャンピオンに輝いた男の意地でしょうか。他のYamaha、ミシュランライダーの結果を見れば散々ですから、例のフロントの問題も考えると2位は上出来でこれはやはりロッシのもつライダーとしてのスキルのたまものなんだろうなと、思いました。

Ducatiは1,3フィニッシュ(そんな言い方あるのか?)で、勝ったカピロッシもすごかったし追い上げたチェカもすごかったです。久しぶりに熱いレースというんでしょうかね、ニッキーとチェカのバトルも面白かったっすね。あの後ニッキーがもう一度仕掛ければさらに面白かったんですが、あっさり逃げられてしまったのでそれまで押さえるのが必死だったのかもしれませんが。

上の写真はKawasakiの中野選手。2ラップ目最終コーナーでインからセテ爆弾くらって轟沈。ああいう巻き添えを食うことがあるのもレースですが、予選4位と調子よかっただけに残念。もっともセテ爆弾は予選2位だから調子は悪くないはずなんだけど、なんでそんなに焦ったのでしょうかね?去年とかそんなに転ばないライダーだったのに、今年は転倒が多かったですよ。74番を今でもつけている友情に厚い男と思いますが、フィニッシュしなければなんにもならないのが厳しいレースの世界です。コメントで中野に謝っていますが、謝られてもなんにもなりませんよね。なんか最初に自分のバイクのフロントブレーキレバーが中野のバイクに当たってそれでフロントから転んだと言っていますが、ちょっと強引だったかもねー。っつーか、セテってレース開始直後の第一コーナーでもニッキーか誰か突き飛ばしてたよね?なんだかなー。

まだ今シーズン4レースも残っています。(カタール、フィリップアイランド、イスタンブール、バレンシア)
ロッシがどういう走りをするのかも楽しみですが、熱いのは2位争いですね。2シーズン連続2位のセテが爆弾になっているので今期は2位になれそうになく、今はビアッジがその座にいるけど調子が上がってきたカピロッシ、コツコツとポイントを重ねているロッシのチームメイトのエドワーズ、怪我をしても5位に入ったマルコメ、ニッキーまでも十分狙える位置にいます。ホンダとしては2位までも他メーカーに明け渡すわけにはいかないでしょうから死守したいでしょうが、Ducatiの勢いを止められるかがポイントではないかと思います。

話は変わって2007年のMotoGP排気量変更の話。
Superbike planet曰く、800ccになって高回転方エンジンになれば、90年代初頭のハイサイドフェスティバルに逆戻りすると警告しています。FIMとしては安全にするためにバイクの速度を落とさせようとしているようですが、技術開発はたとえ800ccになったとしてもそれなりの対応、つまり高回転でハイパワー化を実現してくるだけで、軽くて高回転型のバイクでは軽いダライダーではトラクションをかけるのが今よりもっと難しくなりハイサイドがもっと多く発生するのではないかと警告しています。さてさて、どうなることやらですなー。


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このページは、Mickが2005年9月27日 23:56に書いたブログ記事です。

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