American Vintage ‘57 Stratocaster

言わずと知れた電気ギターのフェンダー社、ストラトキャスターです。

やっぱ買って帰るならアメリカ製ストラトってことで、この前日本で買ってきたヤツを同僚にさばいて探すこと２週間（っていうか楽器屋３軒はしごしただけ）、ついに男の一本を見つけました。初めてラッカーで仕上げてあるギターを買いましたが、思った以上にネックが汗を吸うというか、滑らないですね。今までポリで仕上げてあるギターしか弾いたことがないからなあ・・・。

ギター本体は今まで持ったことのあるストラトの中でかなり軽いです。最初すごく軽くてびっくりしました。だからかどうか分からないけど生音も軽めですが、Pod経由で聞くとしっかりストラトらしい音が出ますよ。カスタムショップのもいくつか弾きましたが、値段が倍以上もするのに自分には違いが見いだせませんでしたね。自分はそんなもんってことです。

シリコンバレーにはこの手のギターを売っている楽器店が３つあります。（自分の知る範囲の話ね）
1) Guitar Center (San Jose店)
2) Guitar Showcase (San Jose)
3) Gelb Music(Redwood city)
1は世界最大の楽器チェーン店で、まるでスーパーマーケット。いろんなものがたくさん置いてありますので面白いですがフロアでアンプガンガンで試奏し放題で店の中がうるさすぎます。店員の質も低い（っつーか期待するな）なのであまり行きたくないかも。

2もSan Joseで、少し店が小さいですが店員もフレンドリー。ビンテージギターがたくさん展示してありますがもちろん非売品（値段が付かなさそうなものばかり）。アコースティックも充実してるし、フェンダー、ギブソンもたくさんあるのでいつも人がたくさんいるって印象。

3はさらに小さい店ですが、こっちはさらに店員がフレンドリー。試奏にブースを貸してくれていくらでもやらせてくれるんで、以前気に入ったストラトを買ったことがあります。（今回は気に入るのがなかった）ここはあまり値段の高いものは置いていないけど、トム・アンダーソンっていうメーカーのえらい派手なのがいくつかあったかも。

アコースティックメインのお店ならPalo AltoのGryphonです。ここはお店の人の知識も豊富で、MartinやGibson, Taylorみたいな大手だけじゃなくて、地元のSanta Cruz Guitar Companyのものも置いてあります。えらい値段だけど。リペアとかレッスンもかなりやってるみたいだね、ここは。

日本っていうか、東京あたりの楽器屋さんに慣れていると上に書いたお店はとても素朴っていうか細かいものがないなあなんて思うかも知れないけど、アメリカで言えばこんなにいいお店が近くにあるのは恵まれているのかも。地方に住むと目にすることもないギターがあるわけだし、そういうわけで通信販売が発達するってのもなんか分かるかも。

話題は元に戻ってストラトキャスター。自分にとってこれで４本目です。夏に日本で買った青の'60レプリカは同僚に売ったし、最初に買った日本製はリタイヤしているので実際手元で使える状態なのは２本です。同じギター２本も持ってるのもあほくさいとか思っていましたが、もう一本がAmerican Standard Delux(なぜスタンダードでデラックスかは聞いてはいけない）で、ロックペグとかローラーナットとかちょっとしたかっとび仕様なんで、今回はオーソドックスなものが欲しかったってことです。（青いヤツもそうだったけど）形も機能的にも慣れきったもので、弾いた感じが良ければどれでもいーかなって思っちゃう方だけど、上のスタンダードも含めて楽器屋で弾き倒してみて気に入ってしまって買うほうがやっぱりいいですよね。

このストラトは上にも書いたGuitar Showcaseで買いました。ケース付きだったんだけど余ってるからいらないって言ったら$100近くも負けてくれましたので日本で買うよりずいぶん安くなったかも。（ちなみにアメリカの楽器価格が知りたかったらここへGO! Musician's Friend）　Guitar Centerの通販部門で、かなり価格は安い方だと思うよ。ネットだと値引き交渉はできないけど。

それにしてもまたやってしまった・・・。