Norah Jones at Greek Theatre

最新アルバムをベースにおまけ数曲とDVDがついた特別版フィールズ・ライク・ホーム...をなぜかCCCDで発売したと言うNorah Jonesのコンサートを見に、UC Berkeley（カリフォルニア大学バークリー校)の中にある野外劇場の"Greek Theatre"に行って来ました。

この時期の北カリフォルニアはコンサートの始まる夜８時くらいになると外はもう寒くて、ジャケットを着ていないと座って音楽を聴いているような精神状態ではいられなくなります。当然自分たちもスノーボード用の軽めのジャケットに毛布を持ってコンクリート席に敷いて使いました。

オープニングはフィラデルフィア出身のジョークの軽快なお兄さんのギター弾き語り。名前は失念しましたが、盛り上がっていました。３０分程度で終わってくれるのも本当にいい感じ。

９時１５分前にはノラさんとバンド（handsome band)が出て来てさくさくと演奏開始。去年よりライティングも凝っていたし、立って歌に集中したりする場面もあったノラさんはキュートでお茶目でした。バンドも控えめながら演奏は本当に上手いし、なんか久しぶりによい音楽をゆったり聴いたなと言う感じでしたね。もちろん彼女のハスキーな歌声やセンスもすごいなと思いますが、バンド全体で生み出すグルーブ（こういう音楽でもグルーブというのか？）がよかったなと。ギター弾きとしては２人のギタリストにどうしても目が行ってしまいますが、ふたりとも本当にシブくてとくにスライドをあんなにきれいに（ノイズなく）弾けるのはすごいなと思いました。

アンコールでTurn me onのイントロをピアノで弾きながら歌い始めがテネシーワルツになってしまって「待って！間違えた～！」なんて言って演奏止めて「どっちがいい？」なんて観客と話したりする姿は珍しかったかもしれませんね。そういうリラックスした雰囲気はステージで演奏している人が何言っているか分からない人が観客のほとんどである日本ではあまり目にしない光景だったかもしれません。

そんなノラさんのホームページはここっす。