2006年02月25日

たまたまの運で

明治古典会へ。
行っても何も買えず、めげっぱなし。
それでも「買えても買えなくても来たほうがいいですよ。
良いものをたくさん見たほうがいい」という日月堂さんの言葉を胸に通っている。

今日は豆本が山ほど出品されていた。
6口に入札。うち5件は当然のごとく他店へ。
いろいろ入った段ボール箱1箱、
村山知義、武井武雄、初山滋(冨山房、大正14年)
…またしても、他店にまったくのまったく太刀打ちできず。
帰りたくなる。
「最初は気負いがあるだろうけど、じきわかりますよ。
お金と知識がないとだめですよ」と
以前、某店に言われた言葉が頭で鳴り響く。

が、最終台に鎮座している「あれ」が欲しい。
本のほうから手繰り寄せられるような、
からめとられる、取り込まれる感覚でひきつけられてしまう。

きっと、またダメだろう。それでも、欲しいものは欲しい。
未練たらたら、地下のぐろりや会古書即売展に行ったり、りぶろ・りべろさんに挨拶したり。
食事したり、清算したり。
合間に、さっき書いた札を2度、高く書き直し、札を改める。

結果として、縁あって落札することができた。
上値で落ちたので、他店の入札値を想像することができた。
書き直していなかったら入手できなかった。紙一重。
いつもこんなことが起こるはずはなく、今日はたまたま運がよかったのだと思う。
その場で持ち帰れるので、今日ばかりは早く帰らずに正解。

西部の振り市でしばしば同席させていただいている
小金井・中央書房の前沢さんにお会いする。
今日は出品にいらしていた。
「それ、うちが出した本。展覧会に出す用にしようかどうしようか
迷ったんだけどね」と指差すものを見て仰天。
日ごろから見識を備えた人だとは思っていたが、
改めて街の古書店の実力を思い知らされる。
古書店というのは、店頭にあるものは商品のごくごく一部。
チェコの古書店も、日本の古書店も事情は同じ。
どのお店も、倉庫や自宅などにいろいろお持ちなのだ。

それにしても、名だたる雑誌やらレアな作家の色紙やら
一体どこでどのように入手なさったのだろう。
聞いてみるが、当然のごとく教えてもらえない。
皆さん、それぞれの仕入れルート、上客をお持ちのようだ。
「すごいですねー。良いものをお持ちですねー」と感嘆していたら、
「40年もやっていれば自然とそうなるよ」と、さらり。

西秋書店の学さんにもアドバイスをいただく。
具体的なアドバイス、ありがたいです。ありがとうございます。

帰宅して荒川静香を見る。
梱包・発送を終えたら23時を回っていた。

新着本は、スキャナーで画像を読み込むまでやりました。
お待たせしてます…。

投稿者 tomoko : 2006年02月25日 03:15 | トラックバック
コメント
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?