さて、本屋さんのソファーで仮眠をとったところで、そろそろ待ち合わせの時間。
この本屋さんから近い、Sさんのお店へ再び向かいます。
7時に閉店、お店を閉めます。
やたらカギをかけ、鎖の錠も巻いていたのが印象的。
食事するお店は歩いてちょっとのところだそうで、3人で歩いてきます。
遅れてSさんのダーリンも参加、とのこと。DAVIDという名前のアイルランド人だそうです。
おお、やはり外人さんだー、と少々緊張してきます。
ニューヨークで初めて会う方々と食事。しかもアイリッシュな人も。
なんだか不思議なことになってきました。
着いたお店は、聞いていたとおりベトナム料理屋。かなり混んでいて活気があります。
これだけお客さんが入っているということは期待できそう。
テーブルにつき、まずはビールと生春巻きを頼み、乾杯。
しばらくして、DAVID登場。お互いにやや緊張気味。挨拶は日本語で。
DAVID、最近、日本語勉強に力を入れていて、日本語使うのが楽しいらしいです、片言だけど。
Sさんと同様、気さくで明るく陽気な人、緊張はすぐになくなりました。一生懸命日本語使ってます。
温泉につかったときの、「極楽極楽」って言葉とか好きらしい・・・
料理は、ベトナム風とタイ風が混ざったような感じのものもあるのですが、
どれもたっぷりあっておいしい!しかも安い(らしい)。いいお店です。
お客さんの回転は早く、次々と人がきます。
DAVIDと日本の話をしているうちに、大垣という地名が出てきました。
なんで大垣へ行ったの?・・・ああ、やはり、Sさんの実家は岐阜県大垣市でした。
私の実家も岐阜県だよー、ということでまたまた盛り上がります。
ニューヨークで初めて会って食事している人が、同郷とは。
(正確にいうと同じ岐阜県でもこちらは土岐市。かなり離れているのですけれどね)
更に、マイアミへは、PHISHというバンドのLiveを見に行くんだ、というと、
「PHISH、知ってる。Grateful Deadみたいな活動してて、インプロビゼーションとか長いバンドだね」と。
DAVIDは、友人とバーを経営していて音楽も大好きで詳しい人でした。
チーフタンズとかドナール・ラニーとか、アイリッシュミュージックの話でも盛り上がりました。
彼はもう一軒、今度はアイリッシュ・バーを始めるそうです。
テーブル上の料理、多くて食べきれず、残念ですがお開き。
割り勘をどうしても受け入れてもらえず、DAVID&Sさんにご馳走になってしまいました。
ありがとうございます。
(帰国後、DAVIDという曲が入った矢野顕子のCDをプレゼントで送りました)
ああ、楽しくおいしい夕食、満足!
店を出て、日本へきたら彼の大好きな日本の居酒屋で飲む約束をして、別れます。
そのまま我々は、地下鉄の駅へ向かいます。