やのとあがつま Japan Tour 2024を見にビルボードライブ横浜へ。
なんだかんだと結構見ているやのとあがつまさん。
セットリストはこちらとか見ていただけると( http://jkism.com/ay/pages/l_ya24.html#0425 )
2階(建物的には3階)のカウンターから見下ろす感じで見ていたんですが、この席は演者の動きが足元までよく見えて面白いので"どうしても近くで見たい!"というのでなければおすすめ。
今回「稲すり節(奄美民謡)」バックトラックがツボでした。
後はやっぱりお二人のリズム感ですよね。二人だけの演奏もバックトラックが入った演奏も出てくる音楽のリズム感に違いがないところがやっぱりすごいんですよ。バックトラックによりかかってないと言うか。
というわけで2ヶ月のうちに3回もビルボードライブ横浜に行きましたが、やっぱり三鷹から遠い...
写真はAsteroid and Butterfly
米澤 穂信の儚い羊たちの祝宴を読みましたよ。
話の時代がいつ頃なのか明確には書いていない(と思う)のですが、おそらく大正~昭和初期だと思って読んでいるのですが、時代が持つ暗さと、ミステリーという舞台なのですが、なぜかコミカルな話に仕上がっているのがさすが米澤穂信ですよね。
短編集なのですが、全編に出てくる「バベルの会」という謎の読書サークルもなんでこんなに変な人ばかり集まってしまうのか、という気がする。
最後の表題作もその「バベルの会」をメインにした話で"なに!?"という終わり方が好き。
TOKYO春爛漫の矢野顕子の回を見にI'M A SHOWへ。
TOKYO春爛漫というのは日替わりで弾き語りライブをやる企画らしくこの日は矢野顕子。
客入れのBGMが珍しくYMOで同行した知人と"タイトルなんでしたっけね?"とおじいちゃんのような会話をしながら開演を待ちます。
この日のセットリストはこちらを参照していただくと ( http://jkism.com/ay/pages/l_hr24.html )
相変わらず軽やかなイントロの"電話線"からライブははじまって、今回お!って思ったのは「雷が鳴る前に」(槇原敬之のカバー)。間奏部分がCDでのカバーとはまるで違う格好良いアレンジで曲の懐かしさも相まってちょっと泣きそうになりました。
その他、久しぶりに聞いた「さっちゃん」、去年から結構演奏している「潮騒のメモリー」も弾き語りのライブならではの自由な選曲と言う感じ。
最後の方で新曲「Do you love me?(愛されたいおれら)」を。糸井&矢野コンビの曲ですがこれはバンドで生きそうな曲なのでバンド演奏が楽しみ。
実は今月この後連続で矢野顕子見に行く僕です。
先日会った知人に"おまえくん矢野顕子をすごい回数見に行くよね"と言われましたが、最近はもういろんな事情でいつ見られなくなるかわからないと思うと見たいものは見ておくべし、という生き方にしてます。
写真は「雷が鳴る前に」のカバーが入っている「Home Girl Journey」
このアルバムが2000年11月1日発売という情報を見てちょっと今泣きそうです。
間宮 改衣のここはすべての夜明けまえ を読みましたよ。
AmazonさんにおすすめされたディストピアもののSF。
主人公の手記の形式で進んでいくのですが、ちょっと頭の弱い子と言う設定なのでひらがなが多くて読みにくい(笑)
主人公は父親からの性的虐待を受けていてそれがあるひ延命のための手術を受けると、と言う、虐待とSFという多分僕が今まで見たことのない構成で、さらに拙い文体なので、何が起こるかわからなくて終始怯えながら(笑)読みました。
最後に救いがあるようなないような、まぁ先に進むだけじゃない終わりもあるよ、と言うところが意外と好き。
林真理子の最高のオバハン 中島ハルコの恋愛相談室 / 最高のオバハン 中島ハルコはまだ懲りてない!を読みましたよ。
東村アキコの「ハイパーミディ 中島ハルコ」と言う本を読んだのですが、この最高のオバハン 中島ハルコの恋愛相談室 / 最高のオバハン 中島ハルコはまだ懲りてない!が原作だった、ということで、原作の方も読んでみることに。
東村アキコのあとがきを読むと"モデルになった人はいるけど、内容は林真理子の作ったフィクション"ということなのですが、確かに林真理子が味わってきたであろう景気のいい感じが全体的に漂っていて憧れます(笑)
あまりの景気の良さにおそらく好きになれない人も多いんだろうなぁという気もしますが、みんなに好かれるものなんて大抵面白くないんで、これくらいが良いのかなと。
日本SF作家クラブ, 嵯峨 景子編の少女小説とSFを読みましたよ
タイトルの通りSFの少女小説を集めたもの。おそらく全編書き下ろしなんじゃないかと。
全体的にハードなSFではなく、ライトな感じのSFなので読みやすい。
確かに少年少女向けの小説というのはいろんなジャンルを取り込んでましたよね。
なかでも新井素子の「この日、あたしは」なんかは「くますけと一緒に」をSFに昇華させた雰囲気で、流石上手いなぁと言う感じ。
あと辻村七子の「或る恋人達の話」は時勢によってコロコロ変わる世論に追従するため自分たちの性別を変えても恋人であろうとする姿勢が現代的なSFですごい。
「東西で戦っちゃう寄席」~コーナーでバトっちゃうじゃん。勝てばなんと⁉ ネタもするで~を見に有楽町よみうりホールへ。
本来行く予定だった知人が体調不良のため、急遽本番直前の別の知人を誘い観覧。
会場について、知人を待っていると大きな人が来た!と思ったらビスケットブラザーズの原田氏でした。この会場って出演者も表から入るしか無いんですかね?
と言う話はさておき、ゲームコーナーはコーナーごとにスポンサーが付いていてその商品についてのゲームを行うという、だからチケット安めなのか...と思いました。
ネタはみなさん面白くて、特にネタの1発目暗転して前の席から笑い声が聞こえて?と思っていたら、明転したらスケットブラザーズの原田氏が半裸で登場というわかりやすいインパクト。
あとさや香、ネルソンズもやっぱり上手いなー、と。
同行してくれた知人はお笑いライブ初めてらしく(僕もそんなに見ている方ではないですが)楽しんでもらえたようなのでなにより。
新井素子の定年物語を読みましたよ。
僕らが高校時代に読んでいた、結婚物語、新婚物語がまさかここまで長いシリーズになるとはねぇ。と言う感慨深さしか無いのです。(でも数はそんなにない)
内容としては、タイトル通り定年退職した旦那と主人公の日常。
相変わらずの新井素子らしいちょっとずれている感覚(スマートフォンの操作が、とかQRコードがみたいなところ)は健在で、"この感覚あっての作家なんだな"と感心。
次出るんでしょうかね?
品田遊の名称未設定ファイルを読みましたよ
名称未設定ファイルと言う名の通りPCにファイル名をつけずに保存していた素材のような短い文章がとんとんとんと並んでいる本。
この作者の発想とか文体とか好きなのですが、その頭の中を覗いた感じになって面白い。
短編集というよりはショートショートの感じなんでしょうかね?ほとんどの話でオチが強烈で笑っちゃいます。
この中で僕が好きなのは、ありそうな雰囲気だけど無いであろう「亀ヶ谷憲久の動向を見守るスレ part2836」、筒井康隆的なドタバタの「有名人」、最後にすとんとオチがある「カスタマーサポート」。
森博嗣の黒猫の三角 Delta in the Darknessを読みましたよ
ミステリーなので色々と書くのもあれなんですが。まさかの犯人。
いや、途中でおかしいと思ったんですよ。〇〇が途中でXXに変わったのなんで?と思っていたんですが。まさかねぇ。
叙述トリックになるんじゃないかと思うんですが、どうでしょう?
こうやってこの人の本にはまっていってしまうんでしょうね...