梶尾真治のクロノス・ジョウンターの黎明を読みました
簡単に言うとクロノス・ジョウンターの伝説の前日譚ですね。(これだとわからない人には全く分からない)
「伝説」と異なり、長編でクロノス・ジョウンターの開発史となっているのですが、これまた梶尾真治らしくセンチメンタリズムで本当優しい世界とはこのことです。
「伝説」に出てくる登場人物がちょろちょろと出てきたりするところが良いし、年表が付録としてついているので、読み終わったあとに整理ができるところもなんか嬉しい。
何よりも「クロノス・ジョウンター」の名前の由来がわかる、と言うところが嬉しい(笑)
中井 紀夫のブリーフ、シャツ、福神漬を読みました。
中井紀夫は「山の上の交響楽」を読んだときに"えーこんなひとがいたの?"と言う感じで驚いたのですが、そのときは他に読むものが山積みだったので読まず、先月ふと思い出して読みました。
これ91年の本らしく内容もその頃の風俗を反映している感じ。
ショートショート的なオチがちゃんとある話が多くて結構好き。
とは言え長編も読んでみたいところです。
アーサー・コナン・ドイル (著), 中原 尚哉 (翻訳) の失われた世界 チャレンジャー教授シリーズを読みました。
先日村上春樹の「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」を読み直していて「この失われた世界」についての記述があるのを見て"あーそう言えば毎回気になってるけど読んでないや"ってことで読むことに。
タイトルの通り、チャレンジャー教授一行が失われた世界を冒険する、という話で1912年出版らしいのですがそんなに古臭い感じでもない。
初出誌〈ストランド・マガジン〉掲載の挿絵というのがこの版では入っているので、その味わいが良い。
キングコングがリバイバル映画化されるのであればこれもリバイバル映画化されても良いのでは?と思っています。
先日Zoom LiveTrak L6maxを購入したんです。それをワイヤレスでコントロールしてみる、と言う話。
先日使ってみたとき、待機している場所から遠い、演奏者の近くに置いた状態で使っていて"いざとなったら走る"と言う覚悟だったのですが
流石に毎回それはしんどいよねぇ、と思ってL20みたいにワイヤレスアダプターは無いのかね?と調べて無くて
"あ、MIDI付いてるしこれワイヤレスにしたら良いのでは?"と思いついてしまい、探していたらCMEのWIDI Jackなるものを発見。
さらにそしてMac、Windows、iOSで動作するTouchOSCというソフトウェアを発見。
早速これらを買い揃えたらちゃんと動くじゃないですか。
というわけで上の画像のように諸々設定したところ、とりあえず動きました。
がしかし、接続された直後のL6maxの状態とTouchOSCが明示的に同期できないので、TouchOSC側で一旦全部強制的にリセットをするボタンを設置。
(ここだけプログラムを書いた)
世の中アイデア(といくばくかのお金)で解決できることが多いですね。(制限は多いのですが。)
というわけでTouchOSC用のファイルはこちら
大手町座第39回 矢野顕子リサイタル2025を見に行ってきましたよ。
今年は恒例の鎌倉公演が横浜の音楽堂になって、それと日経ホールの公演どちらに行こうかと悩んだのですが金曜日であることとアクセスの利便性を考えて日経ホールを選択しました。
開演までの待ち時間にトイレに行ったらモンゴ氏と遭遇。その後友子さんが席まで声かけに来てくれてちょっとほっこりしました。
というわけで、この日のセットリストはこちら( http://jkism.com/ay/pages/l_recital25.html )とか
普段聞かないような曲が多いイメージで楽しい。
「Home Sweet Home」、「しようよ」なんかは本当久しぶりだし「昨日はもう」なんかはおそらく初めて聞くんじゃないかと。(そしてMCでも石川セリについてちょっと話をしていたのが印象的)
しかし、ピアノ一台で演奏した「Rydeen」がこの日一番だったんじゃないかと、最初"あれ?コード進行がRydeenっぽいけどなかなかテーマにならない...」と思ったら後半グイグイと盛り上がっていく感じはさすがの元ライブメンバー(全然アレンジ違うけど)
弾き語りのコンサート聞くと年末って感じですよね。(いつも言っている)
写真は「昨日はもう」が収められているいろはにこんぺいとう
AKIKO YANO TRIO featuring Will Lee & Chris Parker Live at Blue Note Tokyo 2025を聞きましたよ。
2025年8〜9月のジャズクラブツアーの中から2025年9月4日のブルーノート公演の録音とのことで、これ8/31に見に行ったので内容はわかっているものの改めて聞くとすごい。
最近Youtubeで話題のRydeen(.https://youtu.be/W0_ndu4L3Mw )なんかは文句無しにかっこいい。そしてCDで聞くとバックトラックに意外と音が入っていて驚き(ライブ中はチッチキ、チッチキと16分のシーケンスくらいだと思ってた)
あとは個人的にこの3人の「ひとつだけ」がファンキーでとても好きなので入っていてよかったなぁと思っています。
これ見たときにはあんなに暑い日々だったのに...とか思い返してしまいますね。
矢野顕子さとがえるコンサート2025 featuring 小原礼・佐橋佳幸・林立夫~30th Anniversaryを見にNHKホールに行ってきました。
毎年恒例のさとがえると見に行ってきたわけですが、実は会場が職場から徒歩5−6分なので、夕方グッズ・CDを買って職場でちょっと作業してまたホールに戻る、と言うワーカーホリック風味な行動をしていた僕。
この日のセットリストはこちらを見ていただくと( http://jkism.com/ay/pages/l_sato25.html )。
1曲目の春咲小紅(今までとは違うバンドっぽいアレンジ)から始まって本編最後のGREENFIELDSまで駆け抜けていく感じ。
今までのライブのベストと言う感じの選曲だった気はするのですが、途中挟んだYUMEDONO(大村憲司)、WATER WAYS FLOW BACKWARD AGAINでは故人を偲ぶ発言があってちょっとしんみりしちゃいましたが、Mr. Spaceman(The Byrds)ではいつものアコースティックコーナーになると思いきや、矢野さん、林さんもアコースティックギターを持って演奏。
矢野さんは「ギター演奏はグラノーラツアー以來」とおっしゃってましたが、実はその後私はスーパーフォークソングのツアーで見ていたような...
なんというかこのメンバーになって7年経つ(と思う)のですが、バンドっぽい一体感で音の厚さも増してきているので、やはり皆さん長生きでお願いします。
写真はWATER WAYS FLOW BACKWARD AGAINが入っているKYLYN | 渡辺香津美
渋谷慶一郎 featuring 菊地成孔、山本連、松下マサナオを見にブルーノートに行ってまいりました。
実は渋谷慶一郎のライブを見るのは初めてで、メンバーの構成的にジャズカルテットなんだろうなぁと思ったものの、Apple Musicで渋谷慶一郎のアルバムを探してもそれっぽいものがない。(電子音楽が多い)
そんなわけであまり予習もせずに行ったわけです。
曲名はよくわからない(笑)のですが、カルテットもソロもデュオもトリオ(いろんな組み合わせで演奏したってことですね)全部良い。
ジャズと言うよりは現代音楽的なアプローチなんでしょうかね?菊池さんのソプラノも多分ライブで初めて聞いたんじゃないかと。
ちなみに渋谷慶一郎さんアーティスト写真のイメージよりごつい感じのお兄さんでした。(調べたら年下だった)

田中雄二の『《電子音楽 in JAPANリブート》 シンセ・プログラマー社会学』『電子音楽 in JAPANリブート2 テクノポップ・アンソロジー』を読みました。
SNSで「テクノポップ・アンソロジー」の存在を知りまして、これは読むしか無いでしょ、と買おうとしたらAmazonに無い(あるけど値段がなんか変)。
よく調べてみると個人出版で正規ではBOOTH( https://ugtk.booth.pm )というサイトでしか買えない、とのこと。
読んでみるとやっぱり面白い。シンセサイザーという楽器の進歩とそれに合わせた音楽の変化がわかるのと、あまりほかでは見られない方々のインタビューが本当良い。
なによりもYMOの話は色んなところで聞くけど、それ以外の電子音楽(それこそ戦後からのクラッシックからの流れの電子音楽)について言及している本として良い。
(未読だけどこの人はYMOに関する本も出してるよ)
特に好きなのは
◯シンセ・プログラマー社会学
・NHK電子音楽スタジオ
・冨田勲
・松武秀樹
・森達彦
◯テクノポップ・アンソロジー
・上野耕路
・清水信之
・松浦雅也
・戸田誠司
個人出版なので高めなのと、誤字が多いところがちょっと残念。
だけど、こういう本がある、ということが大事。

ダニエルキイスのアルジャーノンに花束をを読みました
なぜ今更?と我ながら思うわけですが、SFマガジンのオールタイムベストに入っていて。やはり一度は読まねばというわけで読みました。
まずすごいのは訳なんじゃないかと思います。原文がどうなっているのかは不明ですが、子供が書いたような文になっているところ。これは"時計じかけのオレンジ"にも近い難易度高い翻訳なんじゃないかと。
と言う話はさておき、全編通してのチャーリィの恐怖がリアルで、特に後半のIQが落ち始めてからの恐怖は"あーもしかしたらこれからの人生こうなってしまうかも"という自分の恐怖と重なり本当怖い。