伴名練 編の日本SFの臨界点[怪奇篇] ちまみれ家族を読みましたよ。
なんか最近、昔から活躍している人の小説かこういうアンソロジーばっかり読んでいる気がしますが、この本は先日読んだ「日本SFの臨界点 新城カズマ 月を買った御婦人」と同じく伴名練さん編集による新旧SFから怪奇な物を集めたアンソロジーです。
そして内容はこの表紙イラストからは想像もつかないようなものばかりです。
僕は
・DECO−CHIN|中島らも
・怪奇フラクタル男|山本弘
・黄金珊瑚|光波耀子
あたり結構好きなのですが、これまた古い作家ばかりですよね...
特に光波耀子さんという方、名前すら聞いたことない、と思ったらご家族の理解がなく結局は職業作家としてデビューしなかったらしく、5-60年代って女性はまだSF作家にというのは難しかったんでしょうか。
この「日本SFの臨界点」というシリーズ、伴名練さんの解説がかなり熱く面白いので、それを楽しみに読むのも一興かと。
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