この本も数年前に買っていたのですが、なかなか読めず、やっと読み終わりました。
83年に単行本が出た、とWikiに書いてあるので、30年ほど前に書かれた本になるわけで、言葉遣いも微妙に古かったりしてそのへんもまた味わい深いわけです。
出産や教育をすべて自治体が管理し、家族というものはなく個人で生きているという未来で、主人公がアウトサイダーとの出会いをきっかけにその世界を変えられる?みたいな話。
栗本薫の小説に多い「人との関係って何でしょうね?」という問いかけがこれでもかと投げつけられるので、嫌でも考えますよ。
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