小松左京短編集 大森望セレクション|小松左京 (20210510読んだ)

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B01IOFNZFO.01._SCLZZZZZZZ_SX500_.jpg小松左京の小松左京短編集 大森望セレクション読みましたよ。


小松左京さんの入門書的な感じで"東浩紀セレクション"、"大森望セレクション"が出ていて、そのうちの一冊。

はるか昔に読んだことあるなーってのばかりなのですが、いつ読んでも新鮮だし結構怖い。
私のお気に入りは
・牛の首
・流れる女
・明烏
・くだんのはは
・召集令状
でしょうか。

"牛の首"は純粋に怖くて面白い。特に後半の盛り上がりとオチがすごい。

"くだんのはは","召集令状"は共に戦争体験が元でできている話で"くだんのはは"はそれがホラーの方向に、"召集令状"は狂気を伴った超能力モノに、と書き分けられているところが流石です。
"召集令状"はおそらく最初学生時代に読んだような気がするのですが、その狂気と執着に「すごいもの読んじゃったなー」とか思ったのを覚えてます。

"流れる女"、"明烏"の芸者モノ(と言ってよいのか)は純粋に勉強になる(笑)ので好き。

あんまり古いものを良いというのもなんですが、まぁ良いですよね。