この本、7-8年前に旅行に行くときの飛行機で読もうと思ったのですが、途中でくじけて読めていませんでした。
ファンタジーでミステリー小説という、「特殊設定ミステリー」というカテゴリーがあるんだそうで。
呪術とか使える世界となると、何でもありなんで推理も何もなくなるんじゃないかと心配しながら読みすすめていったら、いろんな日科学的な現象鬼も色々制限をつけて推理に矛盾がない、というのがすごいところ。
あとこの本で、おっ?と思ったのはいじいじ悩んだりくるくる思想がループしてしまう若者が主人公ではないところが、米澤穂信の小説としてはめずらしいかも。
最後になって「折れた竜骨」というのが出てくるのですがこの最後の感じは僕好きです。
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