三体|劉 慈欣 (20200418読んだ)

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61MWgisv0JL.jpgやーっと劉 慈欣の三体読み終わりました



ひと月前から読み始めていたのですが、なかなか読み進められず、途中から面白くなってぐぐっとスピード上がって、やっと読み終わりました。

導入部は文化大革命のシーンからなので、「これはどんなSFに?」とか思うのですが、そこからすとーんと未来に飛んで、回想になっていくので、切り替えが難しい。(そして僕は外国の方の名前を覚えるのが苦手)
それでも三体のゲームのシーン(人力コンピューターのシーンとか、脱水の発想とか)なんかは頭おかしい人が書いてるかもと思わされるほどの作り込みで、小松左京を思い出します。

登場人物も面白くて、科学者がメインなんだけど話が進まないので、昭和っぽい刑事(荒々しくてヘビースモーカー)がぐいぐい話を引っ張っていくんという構図が結構好き。

そして最後の三体世界の描写も実際に何が起きてるかわからないんだけど、情景が浮かぶというところが本当良い。

SF好きな方は是非どうぞ(多分SF好きな人は既読だと思うけど)