2 イベント: 2007年10月アーカイブ

友人宅にサーバーをお願いしてきた関係上、
デザインが突然、こうなりました。
徐々に整えていきますが、しばらくは流動的です。
驚かれた方、失礼しました。私もまだ勝手がわかりません。

「本の散歩展」無事、終了しました。

体力がなく、たまにしか催事に参加しないため
諸般の要領をつかめない自分にとって
いちばんの試練は搬出(と、本の集め方・値段のつけかた--、ありゃ全部だ)。
短い時間に、せーので本をまとめて片付けなければいけない。
これまで助けてもらっていた連れは
仕事のため、どうしても来られず。
公文堂(娘)さんとポラン書房・クロサワくんに
助けてもらって、どうにかこうにか、でした。
公文堂さんは、本がすばらしいばかりでなく、
きちんと大きさ別に本を揃えて、ぱしぱしっとヒモで束ねていく手つきまで素敵でした。
クロサワくんが、難なく本を束ねていく手速さ・・・。
遅いうえに指の爪が割れかけて痛い、足の爪も痛い、
背筋が疲れた、と阿呆みたいにホザいている私は何者? 
しかし、疲れているのは、無論、私だけではないわけで。

「終わったねー」「はあ、疲れたあー」と女性店主らと言い合いながら
ようやく売り上げ金を受け取り、会の報告・反省会を終え、
待ってました、の打ち上げ。
居酒屋で生ビールを一口飲んだときの旨さ!
声にならない声があちらこちらから上がります。
皆で、声にならない声をあげあう楽しさ。
楽して、あの喜びは味わえないと思う。
ひとりでやっていても体感できないでしょう。

催事に対する苦手意識は、今回もまた変わりません。
店の主力商品をそのまま持っていけるわけでなく、
催事のためだけに良い本をそろえる余裕もないため、
本当に苦手だ。
短距離より、マイペースでゆるやかにやっていきたい私には、
おそらく向いていないと思う。

しかしながら、今回、目録掲載品を受け取りにこられた方と
お話をすることができたのは、海ねこにとって大変勉強になりました。
コレクターがいかに希少本を捜すことに苦心し、熱意を燃やしているか、
なんとか手の届く値段で買うことに心を砕いているか、
状態について、どれほどこだわっているか、
どのような作家の、どのような本に思い入れているか、
どのような店の、どのような点を愛しているのか・・・。
何言か言葉を交わしたのみの方からも、
1時間2時間お話しさせていただいた方からも、
大変多くのものが伝わってきました。
日ごろ、メールでたくさんやりとりさせていただき、
お客様から学ばせていただくことは大変多いのですが、
生身の方から生の言葉で伝わってくる重みはまた、大きなものでした。

学校で学ぶ生徒のような気持ちでした。

それから、長年、努力を重ねて絵本や児童文学本、全集など
蒐集し続けていらっしゃる方から買取のご相談をいただきました。
「ホームページも見ているし、ブログも読んでます」
と、おっしゃっていただき、
どこに売ろうか真剣にお考え続け、
どの店に託そうか様子を観察なさっていらしたのだろうと、身が引き締まる思いでした。
目録にどんな本を掲載しているか、きちんとご覧なのだと認識しました。
いろいろ会話させていただくうちに、
「いつまでも生きていられるわけでもないのだし・・・。
いちばん嫌なのは、集めてきた本が無駄になることなんだよ」
と、ぽつり、つぶやかれた。
人気の全集があるのですが、
それは1冊1冊、あちらこちらの催事に通ったりして、
長年かけて、こつこつ集め続けられたものとのこと。
「えええー、、、凄いですねーーー」と新人くさく青臭く感心していたら、
「ここに来ているのは、皆そういう連中だよ」
と、当たり前のこととして、おっしゃった。
そういえば、催事に来るとき、「1,3,6,9,11,12」などと
数字をメモしたものをお持ちになる方をしばしば見かけます。
何より、ご自分の足で通い、ご自身の体験を重ね続けることによって
コンプリートを目指そうとされているのですね。

市場に売っていても、市場ではほとんど買わず、
それでいて、いつ行っても何かしら良い本が見つかる店があります。
どんどん売れているのに、なぜ、いつも良い本、珍しい本があるかというと、
信頼関係を重ね続けたお客様との関係あってこそ、なのですよね。
市場に行かず、良い本を揃え続けることは目下、当方には不可能です。
しかしながら、市場に通い続けても、なかなか集められないものを得ていくためには、
蒐集家からのお申し出なしには、おそらくやっていかれないと思う。
なんとかして、いつか、そういう店に近づいていけたらというのが夢です。

扱いジャンルにもよりますが、長年やっていこうと思うならば、
贔屓にしてくださるお客様と信頼関係を結んでいく以外に
道がないことも痛感しました。
日々の積み重ねによってしか、物事は成し遂げられないことも。

お客様と直接お話ができたこと、他店のやりかたを間近に見られたこと・・・
ベテラン店から、中堅の店から、そして、新人の店から学ぶことが多いこと。

催事に対する苦手意識は払拭できないものの、
得たものが多すぎて目がくらむほどです。
それをこの先、どのように生かしていくか、海ねこの課題です。
たぶん、お客様と話している姿を見て、だと思うのだけれど、
「海ねこは、催事、向いてると思うよ」
と、とある店から言われたのには心底驚きました。
でも、どう考えても、イベントに多く参加していく余裕は
今のところ、ないと思う。
海ねこのホームグラウンドは、あくまでもホームページです。
これから、少しずつホームグラウンドに戻っていきます。
でまた、いつか催事に参加して学び、
催事で学んだことを海ねこに生かしていきたいです。
自分のなかでの循環こそ、生命線かな。
また、コレクターの方には、ご不要になった本は
どなたかのために、いつかどこかで上手に循環させていただきたく。
で、また、お好きな古書をお求めになり、書棚のあいた部分に納めていただきたいと。

万物流転ーー、ですね。

では、搬出、もろもろのため、五反田に出かけてきます。
洗濯、掃除をして、これを書いたら、遅くなってしまった。

追伸 会場のそばにいるねこに、催事の合間、なごんだ海ねこでした。
右目が黄色、左目が青。真っ白い親子3匹が住み着いている場所がありまして、
知っている人しか知らないと思うけれども、これ以上はナイショです

 

朝5時半起きであります。
眠たい。昨日の搬入の結果、背筋がくったり。
ニラとワカメの味噌汁を補給。

雨になりそうですが、古書の神様は貴方に微笑みますかどうか!
風船舎さんは初参加。股旅さんも揚羽さんも、
そして、なないろさん、月の輪さん、公文堂らベテラン勢も、
いい本そろえてますよ。
お目にかかれるのを楽しみにしております。
休憩のときを除き、会場のどこかにおります。
お気軽にお声をおかけくださいませ。

一昨晩の日記、文字どおり「酔いどれ」で書いてしまったため、
恥ずかしくなり削除しました。
「港や書店」古書目録 35号が完成した記事まで削除しましたが、
私のことはともかく、港やさんの古書目録はぜひご閲覧いただきたく。
建築からファッションまで、よくぞ探したと思う逸品揃い。
市場で熱心に選書している港やさんが目に浮かぶ。
よくある抽選ではなく、先着順です。
早いもの勝ちです。

当方のことも書きますが、
「佐藤泰志作品集」(クレイン)入荷しました。
これまで簡単には手にとることができなかった作品が
1冊にぎっちり。
ゆっくりカフェで読みたい。
温泉にこもって読みたい。
今日、3冊持っていきます。満員電車にメゲないよ。朝の京王線、恐怖。
(後日、ネットで販売していきます。ご注文はメールでお願いします)
ではまた会場で!
当方にとりましては年二度の古書展、頑張ってきます。
目録本の発送、ネットのほうの発送&新着本など、
どうかお待ちくださいませ。

村上春樹新刊「走ることについて 語るときに 僕の語ること」
を読み進めて、すっかり夜更かし。
あれこれしようと思っていたのに、
お客様と親に手紙を書いていたら、もうこんな時間。
今から出かけてきます。
本日よりスタートですよ↓

本の散歩展(7月19日・20日 五反田・南部古書会館)に持っていく本。
まだまだ準備中のため、ごく一部ですが・・・。

《古書で巡る パリ&フランス周遊》

■巴里滞在記 小宮豊隆 岩波書店 昭和9年

■フランス通信 瀧沢敬一 岩波書店 昭和12年の4刷 昭和15年の7刷

■フランス印象記 桑原武夫 弘文堂書房 昭和16年

■仏蘭西紀行集 戦争まで 中村光夫 実業之日本社 昭和17年

■第四フランス通信 瀧沢敬一 岩波書店 昭和17年・2刷 扉に一文字書き込み 600円

■巴里の芸術家たち シズリ・ハドルストン 益田道三・訳 昭和18年(装丁・吉原治良)

■ふらんす手帖 河盛好蔵 生活社 昭和18年 印(装丁・佐野繁次郎)

■フランス放浪記 松尾邦之助 鱒書房 昭和22年
(初めて見たフジタさん 夢想庵との思ひ出 辻潤との思い出 修善寺物語ーパリ上演の楽屋裏記ー)

■仏蘭西印象記 吉江 喬松 白水社 昭和22年 小口イタミ

■四等船客 フランス・スペインを歩く ーヨーロッパから敗戦日本へー
 伊藤昇 月曜書房 昭和22年 
(付録 欧州文学はどこに行くーフランス文壇を中心としてー 欧米ジャーナリズムの現状)

■復活祭のころ 恒藤恭 朝日新聞社 昭和23年
(著者スケッチ6葉)

■フランス歳時記 河盛好蔵 大日本雄弁会講談社 昭和23年 購入日書き込み 2200円

■あの巴里この巴里  柳亮 沙羅書房 昭和24年(装丁・海老原喜之助)カバ欠・僅線引き

■第六フランス通信 瀧沢敬一 岩波書店 昭和24年・初版

■第七フランス通信 瀧澤敬一 岩波書店 昭和24年

■第八フランス通信 瀧沢敬一 岩波書店 昭和25年・初版

■凱旋門廣場 外交畑三十年の思ひ出 澤田廉三 角川書店 昭和25年 購入日記入あり

■パリーその二千年史ー N.ヌゥエット 小林正/鈴木力衛・共訳
 東大協組出版部 1950年 カバイタミ 序文に僅線引きあり 700円

■新しいパリ新しいフランス 桶谷繁雄 文藝春秋新社 昭和27年

■シャンパンの微酔 瀧澤敬一 岩波書店 1954年

■巴里風物誌 渡辺紳一郎 装丁・佐野繁次郎(佐野のスケッチ60点)東峰書房 昭和30年・初版

■パリのアバタ 九重敏子 学風書院 昭和30年(猪熊弦一郎)

■パリよ・こんにちわ 芹澤光治良 東方社 昭和31年

■巴里 パリでひろった話の花束 
 朝吹登水子、石井好子、遠藤周作、大岡昇平、金子光晴、寿美花代、
 高峰秀子、田中千代、東郷青児、中原淳一、黛敏郎、森田たま ほか)
 ひまわり社 昭和31年・再版

■パリの空の下 芦野宏 大日本雄弁会講談社 昭和32年
 巻末に芦野宏シャンソン愛唱集 カバヤブレ 3000円

■ヴェルサイユ春秋  村松嘉津 創元社 昭和32年

■パリ留学生 芹沢光治良 昭和33年 購入日書き込み

■パリの裏街 石井好子・清川泰次 共著 限定700部 美術出版社 1958年 蔵書印
函の背コワレ 本体は経年を考えると良好
 イラスト・写真満載のビジュアルブック 3000円
 
■人間巴里 林三郎 文芸春秋新社 昭和33年(装丁・風間完)

■流れのほとりにて パリの書簡 森有正 弘文堂 昭和34年

■パリの銭湯 小澤栄太郎 法政大学出版局 昭和34年

■女の都・パリ 芹澤光治良 新創社 昭和34年

■フランスだより その他 日本の百人全集 杉捷夫 東京学風書院 昭和34年 印

■巴里物語 松尾邦之助 論争社 昭和35年 初版1刷
(オーベルランとの奇縁 辻潤と飲む DADAとその仲間
ロマン・ローランからの手紙 アンドレ・ジイドとの奇縁 平林初之輔とナゾの女性
下駄ばきの林芙美子 パリの島崎藤村、横光利一、高浜虚子 写真あり)

■パリ繁盛記 中村光夫 講談社 昭和36年

■愛と死はパリの果てに 野見山暁治 講談社 昭和36年

■パリの街角  寺中作雄 毎日新聞社 昭和36年

■若い目のパリ 片柳幹 オリオン社 昭和36年 カバヤブレ 蔵書印

■巴里の郷愁 大山廣光 新樹社 昭和37年 (序 井伏鱒二)

■パリの穴 東京の穴 美川徳之助 昭和38年

■感覚的パリ案内 柳井乃武夫 日本経済新聞社 昭和39年

■荷風パリ地図 日本人の記録 小山勝治 毎日新聞社 昭和39年

■ボンソワール パリ 片柳幹 オリオン社 昭和40年

■パリのオートクチュール 私のサンローラン留学記 石倉栄子 講談社 昭和40年

■パリ特別許可留学 大谷文男 文藝春秋新社 昭和40年

■ヨーロッパの青春 私のフランス留学記 加藤恭子 中央公論社 昭和41年

■パリ留学時代 芸術家の青春遍歴 三宅正太郎 野口弥太郎(装丁・カバイラスト) 雪華社 昭和41年

■マロニエの葉 村上菊一郎  現文社 昭和42年・初版 
(表紙・小沼丹へのパリみやげ=リュックサンブール公園のマロニエの葉
 井伏鱒二による著者像 井伏さんのこと 渡仏前の永井荷風 森鴎外とフランス文学)

■巴里の門 芝木好子 新潮社 67年 蔵書印

■ふらんすノート 鉄道と文学 檀上文雄 至誠堂 昭和43年

■森村桂 パリへ行く 森村桂 講談社 昭和47年(72年)

■パリ随想 ら・みぜーる・ど・りゅっくす 湯浅年子 みすず書房 73年

■フランスから 高田博厚 朝日新聞社 73年

■パリふたたび 平岡篤頼 われらがフランス体験(辻邦生・平岡篤頼)小沢書店 昭和48年・再 800円

■モンマルトル日記 1968-1969 辻邦生 集英社 74年

■パリだより 森有正 筑摩書房 74年(装丁 栃折久美子)

■パリの静かな時 大久保喬樹 北洋社 74年 蔵書印
(これは、まことに稀有なパリ留学の黒くである。
・・・(中略)ヨーロッパとの出会いの書であると同時に、戦後世代による日本発見の書でもある。
江藤淳 帯より)

■ねむれ巴里 金子光晴 中央公論社 函・帯 美品ながら蔵書印あり 800円

■セーヌ河岸で 犬養美智子 パリ便り 中央公論社 昭和50年(75年)

■パリの陽だまりから 竹谷富士雄 昭和53年 装丁・挿画 竹谷冨士男 蔵書印 650円

■パリの石畳 和田俊 朝日イブニングニュース社 昭和54年

■巴里好日 河盛好蔵 文化出版局 昭和54年

■パリからの公開書簡  頓宮隆輔 英知出版 昭和55年 蔵書印

■サムライ・ド・パリ 永岡慶之助 廣済堂 80年

■パリの小さな窓から 宮本エイ子 三修社 82年

■二つの愛 ムネ・サトミのパリ 松本伸夫 京都書院 平成3年
(1920年代パリに渡り、国際的グラフィック・デザイナー
「ムネ・サトミ」として名声を得た里見宗次)

■わがままフランス、やっぱりフランス 横山研二 集英社 96年


佐藤泰志作品集」10月9日発売ですか。楽しみです。
「ちくま日本文学」は、11月22日から刊行開始。
筑摩書房のサイトを見ていたら、
何冊も買いたくなってきてしまった。

欲しい本がいっぱい。
でも、私はしがない(貧)古本屋。
買うだけじゃなくて、売らなくてはいかんのだ。

それにしても、嗚呼、古書展の準備ってやつは。
目が痛くなる、腰が痛くなる・・・。たぶん冊数が多いからですね。
久々すぎて忘れてしまったのですが(情けない)、
一体、何冊、用意すればいいんだっけ。
月何度も古書展に参加している店って、どれほど大変なんでしょう。
デパートの古書展とかむちゃくちゃ大変そうで、心底、尊敬します。
本番間近になったら、こんなふうに紹介するゆとりもなくなってくると思いますので、
今のうちに、せめても。出品の一部について紹介させていただきます。

講談社が「大日本雄弁会講談社」だったころの「世界名作童話全集」。
活版の活字といい、訳文の美しさといい、
ふんだんなカットといい、全部揃えたくなる逸品です。
当時は、編著者の検印が奥付に押されていたので、
そんな細かい部分まで見るに値します。
造本が頑丈なので古書展向きかなと。

カバーなしですが、海ねこの個人的好みとしては
カバーがないほうが好きなんですよ、この装丁なので。
バラ売り。1冊600円~で放出します。
カラーの口絵(4ページ。1ページ大のイラストが4点)が、
当時の印刷技術の結晶といいますか、色味の深さといったら。
見返しもまた、えもいわれぬ美しさ(動物たちが美しくデザインされていて、大好き!)。
目次、扉・・・この時代ならではの宝石みたいな児童書たち。
状態も含めまして、「本の散歩展」会場で、ぜひお手にとってご覧ください。

装丁・恩地孝四郎

2 船乗りシンドバッド 昭和27年の7版(造本コワレあり)
   アラビアンナイト 久米元一・編著
   表紙・口絵・さしえ 蕗谷虹児

6 ニルスのふしぎな旅 昭和26年の5版
   ラーゲルレフ 千葉省三・編著 
   表紙・口絵・さしえ 河目悌二

8 イワンのばか 昭和28年の6版
   トルストイ 水谷まさる・編著
   表紙・口絵・さしえ 川上四郎

12 はなのこびと 昭和27年の4版
   ハウフ 磯部忠正・編著
   表紙・口絵・さしえ 長谷川露二

14 白鳥の王子 昭和28年の5版
   アンデルセン 大畑末吉・編著
   表紙・口絵・さしえ 蕗谷虹児

15 魔法のつえ 昭和26年の初版
   ジョン・バッカン 太田黒克彦・編著
   表紙・口絵・さしえ 黒崎義介

18 魔法のなしの木 昭和26年の再版
   中国昔話 鹿島鳴秋・編著
   表紙・口絵・さしえ 大石哲路

19 星姫ものがたり 昭和28年の4版(後ろの見返しが天地逆に製版されています)
   インド昔話 桑野福次・編著
   表紙・口絵・さしえ 田中良

23 もとのとおりになる話 昭和26年の初版
   ロシア昔話 宇野浩二・編著
   表紙・口絵・さしえ 鍋井克之

24 ろばものがたり 昭和26年の初版
   セギュール 千葉省三・編著
   表紙・口絵・さしえ 河目悌二

25 空へのぼったおけやさん 昭和26年の初版
   日本昔話 関敬吾・編著
   表紙・口絵・さしえ 鈴木寿雄

31 金の女王の山 昭和26年の初版
   北欧昔話 山室静・編著
   表紙・口絵・さしえ 有岡一郎

33 わし姫物語 昭和28年の初版
   マリー 大槻憲二・編著
   表紙・口絵・さしえ 遠山陽子

35 ほらふき先生 昭和28年の初版
   びゅるがー 山内秋生・編著
   表紙・口絵・さしえ 耳野卯三郎

向かいの庭に、真っ赤な曼珠沙華(彼岸花)が咲き乱れています。
「夏の終わり」があるとしたら、こんな一日かなと思いながら、作業をしていました。

ああ、今度の火曜、西荻窪で集まりがあるんでした。
古本関係、編集者、ほか有志の会ですが、
ご参加なさいますか?
いけないいけない、こちらから出席・欠席の返信すべきところ、
ぼーっとしているうちに日が過ぎていき、ついに
「会がありますよ」とご丁寧にメールをいただいてしまいました。
ああ、これだから、私はいけないんだ。
もうちょっとマメにならなくちゃ。こまめに連絡とらなくちゃ。
きちんとお付き合いしなくちゃ。
植草甚一や庄野潤三のお嬢さんを見習わなくては。

と、本当に反省してんだか、してないんだか。

さて、10月19日(金曜)20日(土曜)「本の散歩展」が開催されるのですが、
出品する一例です。
ねこ本から下の「現代詩」まで、と雑多な品揃えです。
というか、まだぜんぜん本が揃えられていません。
準備が進まず、本当まだまだ。どうなるのか、どうしよう。
あわあわ、といってる間に時間が過ぎてゆく。

雑誌「現代詩」。
1961年9月号あたり見ていただくと、
この雑誌の企画の面白さ、人選のユニークさがおわかりいただけるかと。
絵本好きには、長新太や和田誠が描いているのも興味深い。
出版社が百合出版→緑書房→書肆パトリア→飯塚書店へと
くるくる変わっています。
表紙は高橋錦吉、中井幸一ほか。
カット・加古里子、真鍋博、長新太、粟津潔ほか

■現代詩 1955年3月号(百合出版)(僅カキコミ)
超現実と記録ー清岡卓行
小野十三郎論ー大岡信

■現代詩 1955年4月(百合出版)
死の灰詩集の反響
詩への希望

■現代詩 1955年5月(百合出版)
宮沢賢治論ー中村稔
世界のメーデー詩 マヤコフスキー ほか
子どもの詩ー岡本潤 金達寿
自作解説 会話ー山之口獏

■現代詩 1955年8月(緑書房)
芸術運動の今日的課題 対談 花田清輝 岡本潤 吉本隆明
典形期における言葉の任務ー中野秀人

■現代時 1955年11月(書肆パトリア)
作品 三十二人集 大岡信 牧羊子 木島始 吉本隆明 壺井繁治ほか
アバンギャルド詩論ー関根弘
長詩 これについて マヤコフスキー

■現代詩 1958年12月(書肆パトリア)
特集 パステルナーク
パステルナークの悲劇ー鮎川伸夫
ジバコの遺稿詩十篇
反革命者のイメージー江川卓
なぜ「ジバコ」は出版を拒否されたか

童謡 男の子のマーチ 谷川俊太郎

■現代詩 1959年10月号(飯塚書店)
特集 世代の断層を埋めるもの
吉本隆明批判 嘘発見器の孤独ー関根弘
飯島耕一・岩田宏・大岡信 批判

童謡 山口洋子 寺山修司

■現代詩 1960年1月号(飯塚書店)
作品12人集 寺山修司 木島始ほか
わたしのアンソロジー 鮎川伸夫
今月のベストスリー 小野十三郎 茨木のり子 山田正弘
今日の東欧 チェコ・ポーランド・東独・ハンガリー 松岡伸夫

■現代詩 1960年4月号(飯塚書店)
蒼ざめたる牛ー黒田喜夫
小特集・詩ができるまで  藤森安和 山口洋子 岸田衿子
今月のベストスリー 小野十三郎 茨木のり子 山田正弘
わたしのアンソロジー 金子光晴
核穀の破れたところから・・・ 阿呆坂パンチ・作 赤塚徹・絵
置きざりにされた思想 詩・風山瑕生 写真・津吹純一

■現代詩 1960年8月号(飯塚書店)
特集・火花より焔は燃えあがる
樺美智子の死に思うー関根弘
南通用門の抗議 樺美智子さんの死ー津吹滋乃
怖るべき六月ー茨木のり子
岩田宏 真鍋博 青木実 野田寿子

童謡 谷川俊太郎 湯浅譲二 入沢康夫 内田豊清 藤森安和

国家と芸術 レニングラード・バレーの秘密 K・セルゲーエフ 関根弘

■現代詩 1960年11月号(飯塚書店)
特集・作家の危機
井上光晴論ー堀川正美 開高健論ー宗左近
武田泰淳論ー飯島耕一 堀田善衛論ー安水稔和
大江健三郎論ー中川敏

詩人をサイコする 馬場礼子
被験者の自己分析 長谷川竜生 谷川俊太郎 山本太郎 関根弘 鳥羽曽次郎 鮎川伸夫

引越をしよう 寺山修司・関根弘
わたしのアンソロジー 田村隆一

■現代詩 1961年3月号(飯塚書店)
特集 CM ラジオ テレビ ステージ

現代詩の広告 長谷川竜生 阿部隆矢 木原啓允 朝倉勇 和田誠

さしあたってこれだけは 谷川雁 吉本隆明 関根弘

■現代詩 1961年4月号(飯塚書店)
特集・対立
黒田喜夫 鮎川伸夫 寺山修司 岡本愛彦 山田正弘 菅原克己 石川逸子

わたしのアンソロジー 黒田三郎

広告ー寺山修司

■現代詩 1961年6月号(飯塚書店)
特集・安保2年
アメリカ人の見た安保闘争ー小田実

広告ー関根宏 長新太

■現代詩 1961年7月号(飯塚書店)
特集・裁判
渋沢龍彦 扇谷正造 ほか

わたしは批評する 長田弘 すず木正一
今月のベストスリー 木下常太郎 石垣りん 三木卓
広告ー谷川俊太郎

■現代詩 1961年8月号(飯塚書店)
特集・トロツキーと文学

■現代詩 1961年9月号(飯塚書店)
特集・現代の病気
ノイローゼ 性病(金子光晴)インスタント病 宇宙病(星新一)
盗作病(寺山修司)劣等病 マニア病(植草甚一)ショック(永六輔)
大学病 PR病 家庭病(谷川俊太郎)寄生病 輸入病
アル中 なりたい病 胃潰瘍 セックス病 企画病 ムード病(鴨居洋子)

■現代詩 1961年10月号(飯塚書店)
作品特集 石川逸子 関根弘 大岡信 岡本潤 谷川俊太郎 寺山修司ほか

■現代詩 1961年11月号(飯塚書店)
特集・十年先はこうなる

■現代詩 1962年7月号(飯塚書店)
エフトウシェンコ・エヴゲーニイ バービイ・ヤール ビート族のモノローグ
ギンスバーグ・アレン くたばれ! ヴァン・ゴッホの耳
草鹿外吉 ビートでないビート詩人

いずみたく 大岡信 
小野十三郎 自叙伝・第一章 自然はおそろしく退屈だ

■現代詩 1962年8月号(飯塚書店)
エルンスト・トラー小特集
小野十三郎 自叙伝・第二章 この白い小さな手よ

■現代詩 1962年10月号(飯塚書店)
特集・教科書詩人をどう読むか

安部公房 消えたブルジョア
小野十三郎 自叙伝・第四章 賭と恐怖
十月のリズム よみびとしらず+和田誠

■現代詩 1962年10月号(飯塚書店)
特集・新人賞入選作品発表

小野十三郎 自叙伝・第六章・家郷の観念
十二月のリズム よみびとしらず+和田誠

■現代詩 1963年1月号(飯塚書店)
特集・新春対談
金子光晴+茨木のり子 ペギー葉山+岩田宏
石垣りん+山田正弘 山本太郎+宗左近
松村禎三+谷川俊太郎 武満徹+大岡信
高田敏子+滝口雅子 長谷川竜生+寺山修司 ほか

小野十三郎 自叙伝・第七章 葦の地方
一月のリズム よみびとしらず+和田誠

■現代詩 1963年5月号(飯塚書店)
特集・日本発見
入沢康夫 オバケの形態
松永伍一 エロスと笑い やぶにらみ民謡論3 ほか

小野十三郎・自叙伝・第十一章 二見ヶ浦のアリラン
五月 ロートレアモン+和田誠

■現代詩 1963年11月号(飯塚書店)
特集・マスコミ芸術への公開状
電気テレビに強くなる法 関根弘
ファイティング原田への手紙 寺山修司
ーーになりたい方への手紙 野田真吾
テレビ・タレントについて 金子光晴
多忙な人への手紙 池田満寿夫
漫画の三叉神経痛 宗左近
騒音製造機械 飯島耕一

プレヴェール傑作集 大野健一・さしえ
戦後の詩と行為 死と悶絶 長田弘
小野十三郎 自叙伝 第17章 集会・旅行・サークル
とびら ランボオ+和田誠

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徳尾書店 古書目録 第2号が出来ました。パチパチ!
特集・少年少女雑誌周覧
 戦前戦後の漫画・挿絵とその周辺

すべての書影が掲載されています。
カラーページ、モノクロページ・・・、見ごたえ十分。
「目次」「ご注文の手引き劇場」のイラストもとても好き。
「あとがき」に胸打たれます。
日々、市場通いを重ね続ける徳尾さんを見ているので、よけい・・・なのかどうか。

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