1 日々の暮し: 2007年10月アーカイブ
台風一過。朝イチで神保町へ。
「神田古本まつり」(11月1日まで)に
出所のよい絵本が出る(?)という噂に、えいやっと早起きして駆けつけました。
目当ての台がどこかわからず、ひぃー、10時になってしまう。走って捜します。
ああ、いたー(はあはあ)、Sさんー(はあはあ)。台はどこー(はあはあはあ)?
すると
「あ、ごめーん。今日持ってこられなかった。
思ったより場所が狭かったので」
ガーーン。買う気まんまんで駆けつけたのに。
でも、Sさんに教えてもらったとおり、ピンポイントでまわって、
古い児童書を15冊、古い洋書絵本2冊を購入。
自分の読書用に新刊絵本を半額で1冊、文庫を5冊。
お日様が高くなるにつれ、大変な人出になり、にぎわっていました。
和田さんも、飯島さんも、みわさんも、澤口さんも、
みんなみんな忙しそうでした。
金曜土曜と、雨でダメだったからね。
苦心して準備した本たちが活きますようにと祈る気持ちだったことでしょう。
小学館前やすずらん通りには出版社のブースが出され、
若干イタミありの新刊絵本が半額とか、出版社によっては200円とか。
晶文社の単行本も半額とか。
神保町はどんなに混雑していても、裏通りに入ると人が少なくて
ほっとします。
神保町内で移転してからのAMULET(アミュレット)に初めて立ち寄る。
AMULETの石坂さんに
苦心して改装しながら店づくりを進めているさまを聞き、
ほぉーーと思う。
2階では「ハンガリー絵本原画展ーーレイク・カーロイ展」を
11月4日まで開催中です。
主催は、オンライン古書店「パビリオンブックス」。
レイク・カーロイ以外にも、ハンガリーの古書を販売していて、
多彩な感じが、とても面白かった。
我を忘れ、絵本に没頭してしまう。あとで、店番していたのが
パビリオンブックスの大西夫妻とわかって、顔から火が出そうな思い。
ご夫妻様、もしもお読みになっていらしたら本当に失礼しましたー。
購入した絵本は1950年代のものですが、
動物や森の精と会話する少年が描かれ、
ハンガリーの人々の心の中がほんわか伝わってくるような絵柄。
素朴だけれども、よく見ると繊細な部分もあり、芸術性に優れている気がする。
石坂さんに大西夫妻を紹介してもらった。
穏やかで、日々の生活を大切にしていそうなお二人。
自分たちで手作りされているという店舗もきっと素敵になっていくのだろうな。
奈良の人ばかりでなく、今後の展開を楽しみにしている人は多いと思います。
昼をまわり、さらに混雑していく神保町をあとにして、
さっと帰ってきました。発送・受注などお待たせしているので。
さて、やるぞー。と思ったら、プリンターの故障。うぬー、頭が痛い。
蒸し暑さと格闘しながら、なんとか荷造りを進めています。
新着本になかなかかかれない。暇すぎるのも困りものですが、ちょっともどかしい。
「忙しそうですが、大丈夫ですか」など、
ときどき心配のお言葉をいただき、お心づかい、誠にありがとうございます。
けど、よくよく考えてみたところ、
眠りすぎているぐらい眠っているし、
25日・26日と登山にも行ってきたし、
あらあら、ただ単に自分で自分の仕事時間を減らしているだけではないかと。
しかし、1泊2日で山に登って下山し“現世”に戻ってきたところ、
メールはものすごい量たまっておりまして(大半はスパムメールみたいなゴミメール)、
発送や受注作業もたまっておりまして。
メールの受信箱には対応すべきメールもありまして。
お問い合わせの数々に対応したり、
中には、過去にいただいたまま対応しきれていないメールもあるため、
順に答えたりしていますと、あっという間に時間がなくなっていきます。
本が届いた方からご丁寧なメールが届きますと、
ありがたい気持ちいっぱいで拝読しております。
いつもは一通一通、できるだけ「定型文」でなく、
「自分の言葉」でお礼の返信をさせていただくのですが、
なんだかもう、未処理の発送やら受注やらたまっていく一方で、
なんとまあ、要領の悪い自分やら、と自分で自分にあきれ果てますが。
本が届いたご報告をいただいたとき、ときには
短い一言二言で返信させていただくことがあってもいいのかな、
だけれど、やはりもうちょっと何か書いたほうがいいのかな、など迷っているうちに、
返信が滞ってしまい、どうしようーと右往左往しております。
ところで、「百年」さんのブログで知ったのですが、
金曜の市場(明治古典会)にはなんとまあ、
コドモノクニがまとまって出品されたそうで。
きゃああー、なんとしても欲しかった、
いやきっと、行っていたとしても無論、買えなかったと思いますが、
せめて、実物を手にとってみたかった、目にしてみたかったと悔やまれます。
しかし、同じ日の市場には、月の輪さんもいなかったはず(いたら偽者。そりゃ逆に怖い)。
そうなんです、25日・26日と山に登っておりました。
古書組合 南部支部の「徒歩徒歩会」(とぼとぼ会)にお誘いいただき、
那須の山々の頂にいくつか到達しつつ、
三斗小屋温泉というところまで歩きました。
クマが出るというほどの秘境であり、
旅館(煙草屋旅館)に水道と電気はなく、湧き水に自家発電。夕飯は4時半、消灯9時です。
翌朝は朝食6時半ですが、皆さんの声で5時半ごろには起きていました。
ちなみに、露天風呂があるのですが、混浴!(でも、女性の時間もあり、
照井さんと私はそこで入浴しました。さすがに、ヘッドランプつけて勇んで
入りにいった男性陣に参加するのは遠慮しました)
とぼとぼ会という名前から緩やかなピクニックかと勝手に想像していましたところ、
まったく違いました。
70代3名、60代1名、50代1名を含む8名。
これがもう、大変な健脚揃い。
ガレキの山でも、絶壁であっても、まるで平坦な道を歩くかの如く
どんどんどんどん先に進んでいってしまうツワモノ揃いです。
中には心臓病の薬を飲みながら、
ひとりででもひょいっと山に行ってしまう人がいるほど、山好きばかり。
初心者は照井さん、月の輪さん、私の3人とのことでしたが、
照井さんは知る人ぞ知る、世界を股にかける行動派。
月の輪さんは「歩きを見たら、子供のころ、山歩きをしていたんだなとすぐわかった」と褒められていました。
つまり、実質的に「初心者」は私ひとりでした。
初日は青空。紅葉のピークは過ぎたとのことでしたが、
まだまだ那須の山々を染めつくす、錦のような色合い。
岩肌と紅葉タペストリーの対比がダイナミックで息を飲むほど。
二日目はあいにくの雨。
カッパに叩きつけてくる暴風雨。
荒々しい風が吹き付けてきて、足を踏み外せば奈落の底に転げ落ちていくようなところも多く、
初心者を怯えさせます。眼鏡を拭けども拭けども曇って何も見え-ん。
「滑落注意」と書いてありますが、ちょっと目をずらせば霧の向こうは谷底。
いったい何をどう注意すればいいんじゃ。
しかしまあ、これまで恐れ多くてお近づきになれずにいた
大先輩たちと山を歩かせていただき、
疲れのあと待っていたのは、この上ない美酒。
飲み慣れたビールであっても、共に歩き続けた仲間らと呑むと
あんなに旨いのか。
「とぼとぼ会」というよりは「どばどば会」と言いたくなるほど、実によく呑みます。
よく歩き、よく呑み、よく食べ、よく喋る方々。
呑めばまるで青年のように表情が輝いて、
ああ、なんて素敵な年の重ね方なんだろう。
古書店と山歩きを重ねていくと、こんなふうに年をとることができるのか?
私もあやかりたくなりました。
「商売のことは×××さんに聞くといいよ」
と、月の輪さんに言われましたが、
その×××さん、私はこれまであまりにも偉い人に思えて、
しかも、仕事には厳しい人というイメージ。コワくて口を聞くこともできなかったのです。
その×××さんが、山歩き途中、
トイレに行きたくて困っている私に
「ほら、あそこの茂みの陰に行けば大丈夫」と教えてくれました。
いざ、皆から離れた茂みに行っても、本当にこんなところで大丈夫かとモタモタしていたら、
「こうしてこうして」と笹を掻き分け掻き分け、窪みへ分け入って
「ほら、こうやってしゃがめば見えないでしょ」と自らしゃがんでみせてくださり、納得させてくれました。優しいー!
ちなみに、富士山のように山小屋があるわけではないので、登山途中のどこにもトイレはないのですね。
文武両道を絵に描いたような大先輩たち、
そして、躍動感あふれる素敵な若者たちと山を歩くことができ、
酒宴を共にし、ぶっちゃけ話の数々、、、。興奮さめやらず、の二日間でした。
日常に戻った夜、山歩きの本を読みたくて串田孫一を紐解いてはみたものの、
生身の人たちの顔が脳裏に焼きついていて、
さまざまな思い出が鮮烈すぎて、本に没頭できず。
最後に、半分プライベートなので参加者のフルネームをあげるのは遠慮させていただき、
苗字だけ書いておきます。
笹間さん、石岡さん、石黒さん、遠藤さん、高橋さん、相川さん、照井さん、
ありがとうございました。
南部の人間でもない私を仲間に混ぜていただき、感謝あるのみです。
写真が出来上がったら見るのが楽しみです。でも、ちょっと怖い。
次は春。参加できれば、またよろしくお願いします。
女性募集、だそうですよ、皆様。
仕事がたまって、お客様にご迷惑をおかけしたかと思いますが、
挽回していきますので、どうかどうかお許しください。
今回の体験はムダにしません、ムダにできません。
昨夜、仕事に疲れて、目の前にあった目録用の本を手にしたら、
ついつい読みふけってしまいました。
ご注文いただいたため、お客様にまもなく送る予定の本です。
著者(すでにこの世にはいらっしゃいません)の献呈署名入り。
初版なのですが、本文のあちらこちらに、
鉛筆やペンで、誤字脱字、行がえなど、校正を入れたあとがあります。
署名の文字と比べても、これって、
著者が入れた直筆文字じゃないかなあ、と思うのですが。
実は、当方、その昔、さまざまな人のお力を借りて出したささやかな著書があるのですが、
初版、改訂版、文庫と本が仕上がってきたとき、
そのたび、読み直して気になった部分に直しを書き込んだ覚えがあるので、
それと同じなんじゃないかなあと。大作家と当方を一緒に考えたら申し訳ないのですが。
作家が自分用の本のつもりで文字の直しを入れ、
うっかり贈呈本に使って署名してしまったんじゃないかなと。
推測ではありますが。
実際そうだとしたら、研究者ユース、よね。
金曜の市場で買ったので、仕入値も安くないし、
あらま、また値つけを間違ったかなあとも思う。
手放すのがちょっとさびしくもあるんですが。
でもまあ、私が抱え持っていても仕方ないし、古書は天下の回り物。
心をこめて梱包し、お客様のもとへ送り出すことにします。
ところで。

「佐藤泰志 作品集」入荷しました。
本代のほか、送料実費(+振り込み代の手数料)をいただきますが、
在庫さえあれば、できるだけ早くお送りします。宅配の代金引換、可。
在庫が切れたときは取り寄せになりますので、数日お待ちいただく場合があります。
葉書でのご注文も承ります。あて先は「古本 海ねこ」トップページの最下部にあります。
この本は、電車での携帯本には向いていません。
老眼の人には、多少つらいかもしれません。
なぜかというと、本文は上下二段組になっていて、
686ページと、ひじょうに分厚い本だからです。
定価3300円と聞くとかなり高いイメージですが、
高いから買わない、と決め付けてしまうのは勿体ないです。
なにしろ、これまで、主な作品を古書を集めようとしても、
そうは見つけられないし、あったとしても値段が・・・だったのが、
この1冊で主だった名作をすべて読むことができます。
さらには、単行本未収録の代表作と、
詩・エッセイ、年譜と著作目録が収録されています。
「佐藤泰志作品集に寄せて」という小冊子がついていて、
執筆者のひとりは岡崎武志さん。
岡崎さんもブログに書いていましたが、ネットでずいぶん前から話題になっていた佐藤泰志です。
私自身、ネットで買おうとしたけれど扱っているところを見つけられず、
新刊書店でもあまりないらしいので。
だったら、1冊は自分用に購入したいし、いっそ同じ気持ちの人のためにネットで販売しようと思ったのです。
幸い、版元のクレインが吉祥寺にあるため、当方宅から遠くないのも何かのご縁かなと。
クレインは、文弘樹さんがひとりで立ち上げている出版社。
ひそかに応援したい気持ちもあります。
詳しくは、クレインのHPをご覧ください。
今週の木曜・金曜は、南部古書組合「とぼとぼ会」(徒歩徒歩会)主催、
那須の登山です。
そのため、まことに勝手ながら
木曜・金曜は発送、受注を休ませていただきます。
「酔いどれ」というほどは呑んでません、まだ今のところ。
「お話をしたいので、電話をください」
と、某局の人からメールをいただく。
電話で「まだ企画段階なんですが」
と、いくつか質問されて、答える。
まだ、そちらの正体も、趣旨もよく聞いてないんですけど、
と言いたかったけれども、言葉にならない。
「古本」を「ふるぼん」「ふるぼん」と言っていた。
「企画が通ったら、取材を受けていただけますか」
断るのが苦手なのを知ってか知らずか、
言葉を濁していたら、また同じことを聞かれる。
取材対象を探す苦心は身にしみているので、
できるだけ協力したいと思うけれども・・・。
だけど、紙媒体はともかく、テレビは苦手だな。
テレビの人にはお世話になっているし、
友人がテレビ制作の仕事をしているけれども。
そういえば、取材を受けたいといっていた店があったことを思い出した。
紹介して、私は遠慮させてもらおうか、生意気だろうか。
いくつか取材するうちのひとつに過ぎないようだし、
別に当方である必要などないし。
企画が没になって悩まなくて済みますように、
と祈るのも、ちょっとひどい気がするし。
企画が通ったら取材を受けるかお断りするか悩むぐらいなら、
むしろ、自分の店にとって、今やるべきことをやるべきだと思ってきた。
その人がもしも、これを読んでいても読んでいなくても別にいいのです。
「本の散歩展」の目録に関する作業をしております。
お待たせしている方、もう少々お時間をくださいませ。
発送作業もしております。
「かがくのとも」は、大人になってから見てみると、
科学の神秘に触れられて興味深いです。
ただいま梱包中の1冊もそんなもの。
どのように球根を蓄えて、どのように命のバトンタッチをしていくのか。
生命の不思議、輪廻。
ひがんばなが山の斜面を埋め尽くしている絵柄もあります。
「ひがんばな」には、たいへん多くの名称があります。
ご存知ですか?
まんじゅしゃげ
きつねのかんざし はなぢょうちん
ちんちんどうろう おみこしさん
あかおに おにゆり おにかぶと
かじばな ひぐるま はなびばな
うちへもってくるとかじになる
たんぼばな
きつねのたいまつ のだいまつ
くびかざりぐさ ねこぐるま
ふでばな じゅずばな いかりばな
どくばな へびばな いちじばな
おばけ かったろ みちまよい
じゅごや かみなり あめふらし
ひいひりこっこ したまがり
たこいも ちからこ しろぐわい
きつねのかみそり したぬぐい
はみずはなみず はなしぐさ
いっぽんかっぽん ちからぽん・・・・・・
(かがくのとも 102号 ひがんばな より 甲斐伸枝・作)
「ひがんばなは もえあがるような うつくしさ
ちからづよさで、むかしから おおくの ひとびとの
こころを ひきつけてきました。
そして、おとなも こどもも この しょくぶつに
たくさんの なまえを つけました」
という文章が添えられています。
瞬く間にひがんばなの季節も過ぎて、深まりゆく秋。
次のひがんばなの季節、どこでどうしているのだろうか。
旅先でお世話になって、とても可愛がってくれていた、
私のもうひとりの「お母さん」。
入院中、
「正月、どこにいるやら。故郷か、島か、それとも・・・」と夢見るような目をしていました。
正月がめぐってきたとき、この世の人でなくなるとは夢想だにせず、だったことでしょう。
古書展の疲れが出てきて、
泥沼にひきずりこまれそうな眠さ。
月何度も古書展をやっている店が信じられない。
「朦朧」という文字には、へえ、「月」が2つあるんだ、
と、文字を目でなぞってみる。
ええええ、まだまだ、働きます。
目録の連絡をあと4件(1件は何十冊の状態確認が必要)、電話での打ち合わせが1件。
ビールが切れてたんだった。顔見知りの酒店にいく元気もない。やむなし、
近くのコンビニで間に合わせるか。
「毎晩飲んでない? ブログ見ると」と、また月の輪さんに言われちゃいそうだな。
村上春樹新刊「走ることについて 語るときに 僕の語ること」読了。
読み終わるのが惜しくて、毎晩寝る前の楽しみとして、
少しずつ大事に読んだ。
読み終わってしまった淋しさ。
自分自身のことをきちんと書くため、
自身をさらけ出しすぎず、さらけなさすぎず、
他の仕事の合間に少しずつ書いては
推敲に推敲を重ね続けたらしい。
10年かけて書いたそうだ。
ときたま自身のHPを立ち上げる彼だが、
「走ることを書いた本はもうすぐ出ますか」と連れが質問を書き込んだら、
「来年には出せると思います」といった返信をもらったと記憶している。
あれから何年たったのだろうか。
彼自身の弱い部分も、強い部分も、
きちんと描かれていた。
誠実な文章だったし、同時代に生きるものとして
前を走っていく先輩についていくような思いで読んだ。
平易な言葉を折り重ねて
腑に落ちる文章を書ける人は、そうはいない。
ほかの人に真似できそうで、なかなかできないように思う。
好きな文章のところに付箋を貼っていたら、本が付箋だらけになった。
終わりが好きだった。
「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」のエンディング・シーンと
同じぐらい私の好み。
自分の墓銘碑なんてものがあるとしたら、という文章の最終行にかかったとき、
わけがわからないぐらい涙腺がゆるんで視界がにじんだ。
それにしても、
かつて村上春樹が好きだと言うのが恥ずかしいというか、
ためらわれる時期があったと思う。
吉行淳之介も似ているかな。
あれは何だったのだろうね。
買取して永らく当店でお預かりしていたセットものに
ご注文をいただく。
アクリルの密閉ケースにしまって、その中に乾燥剤を入れて、
乾燥剤が切れないよう、しばしば確かめては補充してきた。
買取したとき、四半世紀前のものとは思えない
状態のよさに心底、驚いたものだ。
まったくしまいこんでいたわけではなく、
それはご丁寧にお楽しみになっていたのだった。
何度かやりとりをしているうちに、
人柄・ご家庭の様子まで伝わってきて、大事に売っていこうと思った。
新居の写真をメールに添付していただいたが、
美術書から飛び出したような邸宅・インテリアだった。
そのときの思い出とともに、本を引っ張り出す。
先ほどまで倉庫でヨレヨレしながら古書を束ねていたので、
宝石のように美しい絵本たちに触れられて眼福。
気がかりだった保存状態にはまったく問題なし。
ああ、よかった。シミもヤケもなく、
痛みもまったく増えないまま、きちんと保管できていた。
同じものを保管している大学図書館がわかっているが、
おそらく負けないぐらい、またとない美品だと思う。
新たな持ち主の方のもとへ無事に送り出せると思うと、
肩を撫で下ろすような心持ち。
古書店とは、本を守るため、これほど気を遣う仕事なのかと、
日々、痛感するばかり。
最近は、美術展などみにいっても、
作品保護のため温度や湿度、光などどのようにしているか、
変なところばかり気になってしまう。
それにしても、80年代、バブルバブルと言われながらも、
これほど手間隙とお金をかけて
出版物をつくれる時代があったとは。
時代の残り香が匂いたった。
うぬー。
「本の散歩展」の準備がまだまだだっちゅうーに。
受注・発送をお待たせしてるっちゅうーに。
「佐藤泰志作品集」を販売しますよー。
たぶんネットでも、そして間に合えば「本の散歩展」会場でも!
その本を吉祥寺に受け取りにいきたいよー。
(万一「本の散歩展」に間に合わなくても、そののち
ネットで販売します。ご希望の方、お声をおかけくださいね)
なのに、なぜに明日?
14時から17時まで「古物商等警察署別法令練習会」があるそう。
つまり、古物商向けの講習なんですが、
前に行かなかったら年末に刑事さんが来ました。
なにしろ、ドアに体はさんで
「講習会、出ませんでしたね」
と囁かれたからなあ。
前の前だかは、どうしても都合がつかなくて連絡したら、
別地区の講習会に割り振ってくれたのですが、
すごーく大儀そうにされたからなあ。
行きますよ、行きますよ、行けばいいんでしょー(ヤケクソ)。
昨日、アンダーグラウンドブックカフェ、
和田誠さんと土井章史さんのトークショーに行ってきました。
和田さんが昔、おつくりになったちょっとしたものを持参したところ
「なんで、これ持ってるのー?」
と、ご本人に驚いていただきました。
お書きになった当時のことは鮮明に覚えていらっしゃるようで、
思い出を語りながら
英文字でサラサラっとサインを入れていただきましたよ。
(でも、連れがもらった縦書き漢字サインが
かなり羨ましかった。連れがブログに様子を書いてます)
ちなみに、同じものは
ご本人宅にもきちんと保管されているそうです。
和田さんの自費出版時代の絵本、欲しいです。
市場に出品だけのつもりで行ったのだが、
やはり見ると買わずにいられず。懐具合も省みず。
戦前のキンダーブック、戦後すぐの絵本などゲットしました。
キンダーブックは印刷博物館で「キンダーブック展」を見て、よさを再認識。
戦後すぐの絵本は紙質がよくないが、それも含めて大変味わい深いし、
紙もインクも貴重な時期ゆえ出版部数が限られ希少。
早くきちんと更新してご紹介したいです。
そういえば、買取で譲ってもらった絵雑誌、
こどものとも初期のものなど更新が滞ったまま。
買取の査定もお待たせしております。
本の散歩展の準備もまだまだぜんぜん。時間が欲しい。
市場の合間に彷徨舎へ。
完成したばかりの「本の散歩展」目録を10部受け取る。
画像を入れたほうがよかったかなとちょっと悔やむ。
「説明があったほうが海ねこらしい」と同業者に指摘され、
うーむ、ときには書名だけで勝負してみたかったのだけれども、そのとおりかもと。
アンダーグラウンドブックカフェの目録ももらったが、
他店の掲載品を見ると、集書に励む同業者の姿が目に浮かび、
自分ももっと励むべしと思う。
終了後、PURE BOOKS展へ。
モダンクラシックご夫妻、プレシャスブックスさんと初対面。
皆さん頑張ってます。刺激を受ける。
さらに同業者らとの宴。
出来立ての岡崎武志さんの文庫を、
店で居合わせた魚雷さん、す・さんに見せてもらった。
す・さんができたての本を
わが子のように愛でて、あとがきを二度読み返していたのにじんとくる。
16日の岡崎さん&す・さんコクテイルトークに行きたいけれど、
さすがに本の散歩展直前で無理か。
す・さん「本の散歩展」のポスターを
インクの色を乾かしながら1枚1枚、手作業で刷り上げていっているようで、
腕が筋肉痛の様子。
爪の隙間にインク。職人の手だ。
素敵なポスターの完成までもうすぐ!
宴たけなわなまま深夜。
ついつい呑みすぎて翌日つらいのは毎度のことだが、
しかしまあ自分で自分にあきれます。
時間がないないと言っているけれども、
時間泥棒の張本人は自分・・・。
他店の爪の垢を煎じて飲め。
日月堂、徳尾書店、西秋さんなどなど頑張っている人・人・人。
それを思うと自分が情けなさすぎて消え入りたくなったのは
昨日の市場での出来事。
会話している途中、話そうとしていたことを忘れたり、
固有名詞が出てこなかったりで、
アルコールで脳がやられているのではないかと怖くなったのは
PURE BOOKSでのこと。
それなのに十数時間二十数時間を経たのちには
呑みすぎて泥のように寝込んでしまうとは、あまりに懲りなさすぎる。
情けないわが面をのぞきこみに寝床へ
かわるがわるやってきたねこらも今は夢の世界。
頭を冷やして仕事します。
本の散歩展、目録掲載品の画像をスキャニングしなくては。
少々お待ちくださいー!
明日の神奈川大市の下見、古書会館でのイベントに行きたいが、
もういい加減、作業に没頭せんとまずいんではないか。
会う人会う人「ストレスたまってる?」
「大変そう」など言われ、自分の頭の中身を見られているみたいで
恥ずかしくて仕方ない。
ブログやめようかとも思うのに、また書いてしまったよ。
原稿料もらえるわけでもないのにね。
Mなのか? ビョーキか?
お見苦しい点、お詫びいたします。毎度毎度でございます。
「百年」さんのブログを見て、
来週月曜の市場(中央市会)が休みだと知り、
「寅の子文庫」さんのブログを見て、
郵政民営化の影響で「冊子小包」は
「ゆうメール」なる珍妙な名称に変わったことを知る。
金曜と月曜に市場に出品するつもりだったので、
予定変更。
自店ホームページにも、これまで「冊子小包」と明記してあったところを
いちいち「ゆうメール」(冊子小包)と書き直す。
ぽつり、離れ島みたいな場所にある部屋で作業をしていますが、
ネットのおかげで一応、社会とつながっていますな。
しかし、月曜の市場って、どうして休みなのでしょう?
そういえば、土曜に会館前の駐車場が混雑していたなあ。
でも、なぜなのか推測しきれなかった。
どこか時代についてけてません。
直前にだーっと準備すると、大変だし、腰が持たないので、
少しずつ「本の散歩展」の準備をしていかないとね。
と同時に、我が家の各部屋の本、倉庫の本など、
徐々に整理していくつもりであります。
お客様からの買取本がぼちぼち届くかな。
明日は買取です。でも、市場(資料会)も行くかな。
そうそう、大市で買ったものの紹介もしないとね、紹介したいと思いながら、
なかなかすべてに手をつけられず、
今日も明日もPDAの「TO DO」は減らず。
減るのは、くいぶちばかりなり。
増えるのは、悪天でたまってゆく洗濯物ばかりなり。
一瞬、晴れ間が見えたので、あわててマシン(洗濯機)回転中。
洗濯と発送したら、世田谷文学館に行こうかしら。
