415MiRApB1L.jpg川上未映子、 村上春樹のみみずくは黄昏に飛びたつ


川上未映子が村上春樹にインタビューする本。
最初の1回分は雑誌の企画で残りの3回は語り下ろしで、その後半の3回は騎士団長殺しの後で行われたものなので、騎士団長殺しに関するセッションが多くてなかなか。
いままでも"村上さんのところ"なんかで本人がちょいちょい語っていた、村上春樹が無自覚に色々やっているみたいなことを川上未映子掘り下げていくところは、インタビューというよりは作家同士の対談という感じで興味深いです。
細かい所だと色々とありますが、村上春樹の文体の話と、騎士団長殺しをなぜ一人称で、みたいな話は好きです。文体を作るという点において確かに日本人はあまり興味ないのかなぁと、もしくは排斥されがちなのかもと思ったり。

まぁ、安直に村上春樹っぽい文とか書いている輩は読みなさいよ、と思った一冊。


メッセージ (20170604見た)

T01a_171303.jpg映画メッセージを見てきましたよ


友人のK氏から"この時期にして今年の一番の映画かも"という、おすぎのようなコメントをいただていて、いつ見に行くか!と思っていたのですが、仕事でやさぐれる日曜日の夜に見いくことに。

まぁストーリーとしては至ってトラディショナルなファーストコンタクトものなんですよ。
で、途中までうまくいく → 味方の妨害が入る → 最終的にうまくいく、という本当にシンプルな話なんですが、宇宙人のメッセージの作り込みが本当にすごい。そしてそれがなんとなく現実的っぽく感じてしまうところもすごい。
で、映像的なトリックがあってそれにほえーっと騙されてしまったり。
最終的にはトータルしてバランスとか本当に良く出来てるなぁと。

しかし、このファーストコンタクトものって言うのは"未知との遭遇"を始めとして色々とありますが、やっぱり新井素子の星へ行く船じゃないですかね?(誰も最後までそうだと気づかないというところも含めて)