ドリーム(20170930見た)

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T01a_172422.jpg映画"ドリーム"見てきましたよ


宇宙開発の話という程度の予備知識を持って見に行った僕なので、モノローグで"黒人が行ける最高の学校で・・・"みたいなセリフを聞いて、"あ、そういう話?"とちょっとびっくりしたんです。が、話が本当良くできていて、人種差別、女性差別をクリアしつつ、宇宙開発を成功させてカタルシスを得るという、言ってしまえば出来すぎた話なんだけど、そのリンク具合が見ていて気持ち良くて、それをさり気なく推し進める本部長すげー、ケビン・コスナーさすが!という感じ。

数学の発展は戦争によって加速されてコンピューターもその延長線上にある、と言うのは結構有名な話で、僕も知識として知ってはいたんだけど、こうやってストーリー仕立てになっていると、あーなるほどつながってるなぁと思うのです。
1961年の話なんですがIBMのでかいコンピューターで動かすFORTRANの入力がカードリーダーでプリンターがドットインパクトってのも、僕の世代にはぐっとくるんじゃないかと。(しかしよく考えると、僕は87年の時点で、61年当時の技術のまま勉強をしていた、というのもどうなのか?という疑問も無くはない)
しかし、映画中のキャサリンが黒板で数式を説いていくシーンの天才科学者のステレオタイプな表現(これには意味がある)とか、グレンの"彼女がGOを出せば行く!"みたいなセリフもわかりやすいというか、なるほど、ハリウッドという感じ。

しかし、なんで"Hidden Figures"が"ドリーム"になるのかという疑問はのこるな。これ。まぁ原題のままだとミステリっぽくなっちゃうってことか。