02.行ったライヴとか体験したこと: 2006年2月アーカイブ

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昨年末のLiveは行けなかったので久しぶり、昨年7月以来のThe Stars

寒い雨の中を会場へ向かいます。
久しぶりの下北。久しぶりのSHELTER

入ると同時に対バンのにせんねんもんだい登場。
初めて聴くバンド。女の子3人。ギタートリオ。
歌いません。
ベースがリフを繰り返し、ドラムは激しく頭をふりつつ激しく叩く。
その上にチューニングしたアートリンゼイのようなギターが乗っかる。
ひたすら演奏。
終了後に「にせんねんもんだいでした、ありがとうございました」とだけしゃべった声のかわいさにびっくり。
検索してみると、アメリカツアーをしてみたりなかなか精力的に活動している様子。
ドイツとかでも受けそうです。

どんどん人が増え、結構いっぱいになった頃、The Stars開始。
本日のドラム荒川さんは、浅めにかぶった帽子。いつもより顔がちゃんと見えます。
気持ちよい音の入り方。
ギター栗原さん、黒い小さな四角いものを弦の上に添えて
グォーーンってずーっと通低音のような音を鳴らしてます。
(一緒に見てたサーディンヘッドのかわださんによりますと弦を振動させっぱなしにする物だそうです)
それが実に効果的。いい音してます。

終了後判明したのですが、栗原さん、足元にもう1本ギターを寝かせて置いてて
そのギターにもこの黒い箱がテープで止めてありました。
ここからもグーォーンって音してたのですね。
荒川さんのタイトなドラムに亀川さんの重いリズムと迫力あるお姿。
今日は石原さんの声も一段と伸びやかに出ていたような気もします。
コージー・パウエルのソロアルバムからのカバーなんてマニアックなものも演奏されたらしい。
(私は気づきませんでしたが・・・)

The Stars、やっぱり目が離せないバンドです。

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Torigorasトリゴラス
初めて見るバンドです。
が、メンバーはおなじみサーディンヘッドのリズム隊。

小林武文(ds)湯浅崇(b)

ゲストとして渋さ知らズでもおなじみ、以前一度見たことある 辰巳光英(tp)さん。

お店に着き、入口付近にいた湯浅さんと少し話。
入ると、佐々木彩子さんのピアノ弾き語り中。
渋さはバンドでは見たことありますが、ソロは初めて。
なかなか激しい弾き語りです。
こちらのゲストはトロンボーンの古池寿浩さん。
「濡れたサドルを股に挟み・・・・ずぶ濡れサイクリングー」なんていうような曲に、
ずぶずぶなトロンボーンが絡みます。
なかなか濃厚な時間。

その後にTorigoras
辰巳さん、最初から全開です。
デジタルディレイのホールド&ワウなどエフェクトを駆使した飛んでいってしまう音。
支えるのがあのビートです。
ムズムズと笑いがこみあげてきます。

しいて近い印象を言えば、マイルス・デイビスOn the Cornerでしょうか。
小林さんの緩急つけたゆるめのハイハットが、
シャンシャンシャンっていうOn the Cornerにおける鈴の音の雰囲気。
湯浅さんは延々と刻んでいる時間が長いですがそれがまた効果的。
だんだん頭がおかしくなってきます。
気持ちいいんですよ。

長ーい1曲+エンディング曲?
こういう世界での小林さん+湯浅さんもやはりヘンでした。
またやってください。

マンダラ2の階段でこんなもの発見。

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4月は吉祥寺ですね。

The Stars、2月24日(金)は下北シェルターです。

目的の高円寺へ行く前に阿佐ヶ谷へちょっと寄り道。
久しぶりに元我堂へ。
日曜昼間の店長さんは初めてお会いします彩能さん。
ご挨拶し、この冬導入されたばかりの「こたつ」に入りお茶をいただく。ありがとうございます。
ほんとにほっこりします、このこたつ空間。
先日私がインフルエンザで行けなかったASA-CHANG&ブルーハッツのライブ
行っていたという彩能さんにその様子を聞いたりなど。

そのまま近くの石田書房さんものぞく。
素敵なディスプレイ。小林信彦物が充実。
小林さんのオヨヨシリーズ愛読書でした。

駅まで戻って電車に乗るのも面倒なのでそのまま高円寺へ向かって歩く。
古いお家も多い住宅街。なかなかよい雰囲気。

早めに着いたのでうろうろしてから目的の場所へ。

高円寺あづま通り商店街にある古本酒場コクテイルというお店。
JIROKICHIの更に北の方、と言うと場所のイメージが湧く方も多いかと思いますが。

今日のメイン。
何度か表を通りかかり気になっていたこのお店で、
古本海ねこフリーマーケットにも本を提供してくださった

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古本ライター岡崎武志さんのトークイベント。
厨房をカウンターが囲む細長い店内。カウンター上や壁には雑多な古本。
(現在は壁に「くすみすみてぬぐいしりぬぐい展」として手ぬぐいを展示中。
こちら(久住昌之さんの後悔日記)を参照)
灯りは裸電球。あやしくざらりとしたいい空間。

料理、品数多くておいしくて。
カブの葉と油揚げを干した桜エビとピリカラで炒めた物は一度作ってみたくなる味。

19時過ぎ、すでにお店奥にスタンバっていた岡崎さんのトーク開始。

しかし。

なぜかまず集まった方々(お客さんも含めて)全員の簡単な自己紹介へ。
古本アカデミーの生徒さん、出版関係、古本関係の方々に混じり私も自己紹介・・・

「海ねこの夫です」

ここでMongoです、って名乗ってもしょうがないし。
PHISHやぞくぞくかぞくのこと語ってもしょうがないし。

気まぐれ古書店紀行』刊行記念ということですので、この本にまつわるお話などを中心に。

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岡崎さん、書かれる文章と同様、話もおもしろいです。
関西人として「笑わせな」という無意識の意識が微妙に作用していると思われます。

トークライブはたっぷり3Set。
Set2、Set3はゲストも交えたトークセッション。
Set2のゲストは彷書月刊編集長であります田村治芳さん。
かっこいい。たたずまい、語り口すべてが。
こういう風に年をとりたい、と思わせてくれる方。
そしてもうひとかた、坂崎重盛さん。
数年前、ほぼ日でも著書が紹介されておりましたね。
これまた素敵な方でした。特に帽子。

Set3ゲストは『気まぐれ古書店紀行』の編集、工作舎の石原さん、
『気まぐれ古書店紀行』装画を手掛けた石丸澄子さん、
そしてQ.B.B.の久住卓也さん。
石丸さんと久住さんは店内を飾る手ぬぐいの作者さんでもあります。
久住さんのウクレレバックに石原さんによる編集エピソード、
石丸さんによる装画作成時エピソードが淡々と語られたのでした。

それにしてもそれにしても。

古本業界、濃厚です。
集まっている人が濃いです。
漏れ聞こえてくるその濃い方々同士の雑談がまたおもしろくて。

皆のテンションが上がってそんな雑談の盗み聞きもできなくなってきたころ、
じっと立ちっぱなしで肩も痛くなってきまして早めに退散。

あづま通りの中古CD&古本屋ZQをのぞきCD均一で2枚購入。787円。
孤高のストレンジャー/Ritchie Blackmore's Rainbow
川本真琴/川本真琴

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ZokuZokuKazoku昨日に続きまして2daysの2日目。
いつものSTORMY MONDAY
土曜日ということもあってか、またまた人でいっぱいです。
昨年発売されたCD効果?、ミュージアム効果?

本日は奥の加部さん側から鑑賞。
じゃず・コーラスから出る加部さんの音がストレートに響いてきます。

始まりはピンク・フロイドをモチーフにしたようなゆるめの曲から。
ミュージアムのいい雰囲気から繋がっているかのようです。

Set1、Set2ではそれぞれ最後にゲストが参加。

Set1では中村裕介さんがブルースを歌います。ゆるーいブルース。
ゆるゆるブルース、ぞくぞくかぞくでは珍しいのでは。
加部さんの気持ちよいギターソロが堪能できましたね。

Set2では元一風堂のドラムであります藤井章司さん1曲叩きます。
スティックを長めに持って叩くのが特徴ですね、藤井さん。
加部さんはやや疲れ気味なのでしょうか、
目の前にお客さんに「弾く?」と聞いてみてます。が、断られまして。
次に昨日も競演した金本さんを指差して無事交代。
テッシーさんもいつの間にか休憩しておりまして。
藤井さんのドラムソロをはさみ、ミチアキさん、藤井さん、金本さんのトリオのまま終了。

さすがにこのままでは終わりません。
Set3はゲストなし。アルバムTangerine Sunからの曲中心に。
挟み込まれたGRICOさんの熱いドラムソロで
ドラムセットにくっついてたこんなものも激しく揺れてました。

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最近やることの多いMONETA'S CHILIは、またもかなりの高速で演奏。
テッシーさんのカッティングソロをはさみ、かなーりのロングバージョンでした。

今日の目玉はSet2半ば。
おそらく初めてライブ演奏されたのではないでしょうかA Sigh Of The Spy
やはりアルバムTangerine Sunに入っているミチアキさんの曲。
スタジオ録音バージョンではメロトロンの音が印象的なやさしい曲です。
こんな風にまだやってない曲、最近やってない曲など時おり混ぜていただけるとうれしいんです。

#Set2始まり、テッシーさんの軽快なギターから始まった曲もよかったですね。

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ここのところ毎週やっておりますZokuZokuKazoku
今週末は2days。その一日目は7th Avenue

冷たい風の中到着したのは、前のバンドLife On Earthの演奏中。
ギタートリオバンド。
ギターの方は見たことありますね。金本宙育さん。
以前、ぞくぞくかぞくの演奏に少し参加した記憶が。
彼らのサイトを見るとベーシストとして載っているのは
やはり以前ぞくぞくかぞくに飛び入りしたブライアン
今日のベーシストは違う方でしたが。どうしたのかブライアン。

その金本さんがそのままぞくぞくかぞくの演奏に参加です。
ギター3本でスタート。割とポップな感じの演奏から。
どうも加部さんアンプの具合がよくないようでうまく音が出ません。
アンプを気にしつつ2曲やったところでいったん休憩。
7thで休憩って珍しいです。

この休憩が結果としてはよかったようで。
加部さんはここから椅子に座ってのプレイ。集中してます。
アンプを気にしつつの休憩前とは違って音が絡み合ってきたようです。
やや大きめのミチアキさんのベース音がまた気持ちよく。
テッシーさんのソロもなかなか冴えております。
ゲスト参加の金本さんもフィードバックやワウを使ったなかなかおもしろい音での絡み。

川崎のミュージアムでも演奏されたミチアキさんの歌う曲で終了。
そういえば今日のMCはミチアキさんの「じゃあちょっと休憩しまーす」だけでした。

2daysの2日目はいつものSTORMY MONDAY。

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昨年12月29日以来ですね、今年初めてのサーディンヘッド

21時前に会場到着。
もう一つの出演バンドSHINDOがやってます。
ここのドラムの人がサーディンヘッドのドラムであります小林さんと同級生だそうで。
昨年のシャバヒゲLiveの時の対バンでしたね。

セットブレイク。
聞き覚えのある曲が流れてきました。
Only The Young?星への階。ぞくぞくかぞく(ZZK)の曲です。
続いてMONETA'S CHLI。
数名のZZKファンは大喜び。テンションが一段上がります。
クロコダイルのPAさんはZZK好きなのでしょうか?

そんな中、21時半すぎに始まったサーディンヘッド。
例によってジョージさんのピキピキした気持ちよいギターノイズからじわりと。
湯浅さんは座り込み、ベースを叩いてます。
さんざんためてためて曲へ。イエローテイルでしたっけ?ロックな曲。
やはりこのじらしが特徴でしょう、サーディンヘッド。

本日はダブルレスポール。
ジョージさんのゴールド。カワダさんは年末から使用の例のニューギター。
やっぱりいい音しますね、このギター。
カワダさんの長めのソロも多く、ボトルネックでの演奏も多く。

プラスチック・パラダイスはさらにヘンになってましたね。いいですね、この曲。
アンコールもたっぷりなのを2回。2時間近くのながーい1Set。
そんなわけで堪能いたしました、今回も。
今年もひとつよろしくでございます。

来週の木曜、2月9日はシャバヒゲ@吉祥寺MANDA-LA2です。

2012年12月

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